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カテゴリ:明響庵月刊誌より
明響庵月刊紙「からだの自然」12月号より抜粋記事をご紹介します
※なお「からだの自然」は当庵の他、宇部市内では「天然酵母パンむくの木」さん、「ミリーズブレッド」さん、「すくすくプラザ」さん、山口市では保育所「ハッピーランド」さん、防府市では「サンサンカフェ」さんに置かせていただいております。 さて、今年はどんな一年だったでしょうか?
何処に行って、誰と、何をして…その積み重ねで毎年様々に彩られている一年。それは、日々、もっと言えば、一瞬一瞬の選択の結果とも言えるでしょう。
もちろん、自分の意志とは関係なく働く、周りの力というのは存在します。自然災害、地震などはわかりやすい例ですが、起こること自体をどうすることもできません。起きてしまったら、それに応じる、対処するだけです。
しかし、自然災害ならずとも、自分以外のものは正味わからない。次の瞬間何をするやら、実際はわからない、というのが現実。もちろん、経験から予測や想像はできるのですが、それが100%的中というわけにはいきません。
子どもと過ごすと思い知らされますが、こちらの想像をやすやすと超えることを往々にしてやらかしてくれます。 これは、これ以上の高さの波はこない、と最先端の科学が予測して築かれた防波堤を、ある時軽々と津波が超えてしまうのと同じ。
近年は、これからの時季、インフルエンザ・ワクチンを打っていたのに…という不満を聞くことも増えましたが、これとて同じこと。
ウィルスという正味わからないものに対して、ワクチンというこれまたよくわからないもので対処という、得体の知れない科学、それを信じている(かどうかも本当はわからない)人の推奨を、自ら選択して接種し、不満を言う。
ここで重要なのは、自分が選択している、というところを自覚できているか否か、です。自分が決める=自分の責任ですから、それを自覚していれば、例え失敗しても、不満に苦しむことも少なく、何より自分の実になります。「あぁ、バカやったな」と、少しは自分で考え、何か工夫が生まれるかもしれません。以降の選択が変わってきます。
ワクチンをうつ、うたない、どちらがいい、悪い、という話ではありません。 自分以外のことはわからないのだから、自分でできることに最善を尽くす。それはこの場合、どちらかを自分で選ぶ、ということに集約されます。
さて、そうして日々選択を積み重ねる自分は、一年経ってみれば、去年の自分とは随分違っているもの。子どもは一年の変化が目に見えて明らかですが、大人とて変わっていく。歳をとればとるほど、中身の違いは大きい。もちろんそれは表面の肉体にも表れます。
とはいえ、その違いとて、どれがいい、悪い、とはやはり言えません。他ならぬ、自分が選んで、自分で築いていく、自分の人生、自分の身体なのですから。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
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2018.12.04 10:18:48
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