早い春。
前回のブログから、随分空いてしまった。 書くネタには事欠かず、たまる一方なのだが、何と無く書き始める、というかPCに向かう氣がそぞろであった。 毎年、春は特にそうなりがちだ。 一つには、春、頭部を中心とした神経系の感受性が高まることにある、と認識(言い訳?)している。 その疲労感が表れやすいのである。 私感であるが、近代化とともに表れた春の花粉症も、花粉以前に、そういう身体の都合が大きくものを言っている。 何せ、多くの人において、神経系に負担を偏らせやすい、というのが現代の特徴だ。 そして、今年は、その春が随分早く、やってきているのを感じる。 氣配、動植物、そして、他人の身体、自分の身体…いずれも春の訪れを例年より早くに表している。 先週末には、2月の自然農実習会を催した。 月一で催しているものだが、毎年1月は休みのため(農作業には向かぬ気候だ)、今年になって初めての実習会だった。 予報では天気が危ぶまれたものの、そこは毎度のことながら、参加者の徳の高さあってか、お日様が顔を出していた。 自然農の畑もまた、すでに十分春を表している。 大根や菜っ葉、アブラナ科の中にはすでに塔立ちし始めているものも。 例年より、ひと月は早いように思う。 塔立ち(花芽形成)が進むと、根も葉も硬く線維化して、食べ難くなってしまうから、収穫に慌てる。 土の生育が不十分でだったり、種を蒔く時期が遅かったりで、野菜がまだ小さい場合。 まだ大きくなるかも、と育ちをぎりぎりまで見守りたい心持ちにはかられるのだが…。 もっとも、塔立ちしてしまったら、しまったで、アブラナ科の花芽はいずれも食べられるし、来期に向けて、種を採ってもよい(アブラナ科は種が混じりやすい、という問題はあるのだが)。 時の流れ、自然の流れは止めようにもどこかに無理がかかるばかりだから、添って、その時々を楽しむ。 そんなわけで、実習会の内容も、例年であれば、少し早いと思われる、ジャガイモの植え付けと、エンドウ豆の支柱立て。 昨秋、アブラナ科が随分虫にやられ、野菜少なめの自然農畑。 いよいよ草原と見分けがつけにくいような様子だったが、支柱が立つと、随分畑の雰囲気が出る(笑)。 しかも、今年のエンドウ豆の支柱には、自分で稲わらを綯って作った縄を使った。 それだけで、支柱のできあがりも、随分違っていみえる…一味出るから面白い。 従来、シュロ縄を購入し、使っていたのだが、やはり、自前の縄はよい。 どことなく、風情すら感じる…我田引水、自画自賛、だが。 縄の材料、稲わらも無論、自分で稲作をし、脱穀で籾をとった後、手に入れたものである。 たかが稲わら、されど稲わら。 縄を綯おうにも、現代では稲わらもにわかに手に入りにくい。 コンバインで稲刈りをすると、その過程で、稲わらもバラバラに刻まれて、田んぼに撒かれる。 農協などで稲わらが販売さえされている時代だ。 そんなわけだから、ますます自前縄を使った支柱に満足、エンドウ豆がそれを伝う姿を想像し、自然、笑みがこぼれる。 人の幸せなどというものは、遠くに求めずとも、案外、その足元にあるものではないか。 …そんな、足るを知るに至るであろう、自然農実習会3月は3/10(日)9:00〜11:00を予定しております。 詳しくは整体処明響庵ホームページでお確かめください。 お問合せ・参加お申込みは0836-39-6275整体処明響庵までメールフォームはこちら。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★