徒"然草　～づれづれなるままに～　　ｂｙ　整体処　明響庵（めいきょうあん）

ブログも、コロナの話題続き、知らず、やはりコロナに囚われているのかなぁ、と自分を訝しみもするものだが。

先日も、当方主催の教室会場として使っている、某市民センターから、コロナの拡大を理由に、教室の自粛を促された。

…が、つっぱねて、開催を続ける旨を伝えたところである。

もっとも、それを告げてきた市民センターの職員にしても、上からお達しがあって、こちらに伝えているだけで。極めて事務的、つっぱねたところで、そうですか、わかりました、と何の感慨も無い風である。

正味な話、世間では大方、コロナの身体に対する脅威よりも、体裁を守ることが、随分前から主となっていることは明らかだ。

しかし、それによって、人間本来の溌剌とした活動が妨げられるとあらば、おかしな話極まりない。

更に、コロナにかかった人を遠ざけたり、攻撃したりするような様は、コロナ云々よりもそれ自体が病、過剰反応によって身体の中で同士討ちが起こるアレルギーよろしくだ。

根底には、頭と身体の不一致があり、それが人為と自然の対立、体裁と実際のギャップ、という形で社会現象として表れている。

さて、アレルギー、と言えば、免疫にまつわることなのだが。

このコロナ騒ぎで、免疫力をあげておこう、という発想が叫ばれるのはまぁ至極当然で。

私の考えも、一部それに近くはある。

しかし、私は「免疫力」という言葉がどうも気に入らず、使うのに抵抗を感じる。

免疫力向上！などと声高に叫ぶ商品やフィットネスなどに、嫌悪の目を向けてしまうのである。

ワクチンやら何やら、自分の外に頼るより、日頃、自分自身をしなやかに鍛えて、コロナだろうが何だろうが、乗り越えたらええやん、乗り越えられる自身を育てておいたら、という発想が私には礎にある。

当たり前だが、それはコロナ騒ぎ以前からの話で、本業、明響庵の整体もその発想の上に成り立っている。

勘違いされる方も多いのだが、整体をしてもらったから治る、のではなく、治る力を発揮できる身体づくりの手伝いを、整体と称して一緒に行なった結果、本人が勝手に治っていく、のである。

ここらへん、ベースが「治してもらう」になっている人に説明するのは骨だが、調子がよくなる実際を通してお伝えすると、理解される方もある。

私からすれば、整体を症状を治める手段ととらえているのではない（結果的に治まるが）。身体という自然に添うように頭がはたらき、自身を溌剌と活かすことができるように導いていくことが、整体の意義と心得ている。

（→続く）

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