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カテゴリ:医、健康、からだ
少し前からだが、冷房を使い始めたことが引き金となってであろう症状の悪化を多く看る。
梅雨時は身体が汗をしっかりかけるように変わっていく時期。
そこを冷すと身体の要求が妨げられ、敏感な身体ほど、症状という声ならぬ声を表す。
昨年だったか、子どもの通う小学校の教室にもクーラーがついた。
教室にクーラーとは、と私の子どもの頃と単純に比べて、恐れ入ったものだ。
しかし、その裏には、英語がカリキュラムに加わるために、増える授業時間を、夏休みを減らすことで確保しよう、という意図があったようだ。
クーラーをつければ、外は暑くても授業はできるだろう、と。
用意周到なことだ。
そのクーラーが思いの外早くから使われている。
6月半ば頃からだったか。
授業中頭痛があった、とか、脚が痛い、とか、小学生の長男から急に訴えが多くなったので、身体を看ると、汗を冷した感じが強い。
よくよく聞いてみると、教室にクーラーがついている、ということだった。
外で遊んできて、急にクーラーの効いた部屋に入るのだから、汗をかきたい身体の要求は妨げられ、身体に熱がこもり、症状が表れる。
鈍った身体では一見何事も無いが、子どもでは素直に表れる。
居住空間にクーラーの無いわが家で育っていると、なおのことかもしれない。
昨今では子どもにして、小学生ともなれば、すでに鈍っていることも少なくないようだ。
そういった症状に対し、クスリなどで誤魔化すことを重ねていくと、鈍りは進んでいき、症状もにわかに表せなくなってくる。
内部に溜め込む癖がついてくるから、溜め込んだものが溢れた時は激しかったり、長引いたりする。
体温調節の機能が鈍り、これからの暑い盛り、熱をため込んでしまうようになると、当然、熱中症のリスクも高まる、というものだ。
鈍った大人の常識を子どもに押し付け、その感覚や感性を歪めるのは酷なことだ。
中学生の長女の話では、制汗剤を使っている子が暑いからクーラーをつけてくれ、と言い、それにあわせるから、冷えていけない、とこぼしていた。
汗とともに熱を体外へ出していかなければ、暑くて当たり前だ。
そんな身体の要求を抑える連鎖が、何か一見便利なモノにすがらなくては、生き難い、脆弱な心身を育む。
それは、自ら支配に身を委ねる道である。
いくら英語が話せるようになったところで、心身が脆弱で、守られていなくては生きていけない、とれば、本末転倒だ。
身体、そして感覚を通した学びを深め、広めていく、ある種使命感に駆られるところである。
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Last updated
2021.07.12 12:53:18
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