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2006.01.16
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カテゴリ:カテゴリ未分類
講談社の週刊現代の新年号、1月4日号から、なかにし礼氏による新連載
「戦場のニーナ」が始まった。

以前、このブログで紹介した、ロシア・ウラルからの日本人残留孤児のニ
ーナ・イヴァーノヴィナ・ポリンスカヤさんの物語の小説化である。

ニーナさんがロシア名であるのは、中国満州の日本軍トーチカでソ連兵に
保護されて、永くロシアの南西部に位置するウラル地方のエカテリンブル
グで育ったため。
しかし、れっきとした日本人であることが、昨年厚生省の調査で判明。
中国以外の土地からの最初の残留孤児の認定がなされた。

1歳に満たない本当の赤ちゃんの時からの人生の61年間の歴史は、まさ
にそのまま日本の戦争と戦後の歴史でもある。

たまたま、福岡在住の副島浩さんが偶然、ウラルへの所用の訪問の際に巡
り会ったニーナさんとの出会いで、図らずも残留孤児の認定へと発展した
ものの、この様な「戦争の負」の部分の歴史認識は、益々風化しつつある。

たぶん、ロシア国内にはこの孤児のケースと同様の隠れた日本人がもっと
いると思われる。

勇ましい、好戦的な国運が終わりを告げた後には、累々としたこのような
被害者が出てしまう恐ろしさを忘れてはいけない気がする。

この「戦場のニーナ」は、これもまた、同じような体験をされたなかにし
礼氏の出筆によるというのも、何かの歴史の縁を感じてしまう。

これからのニーナさんにとっては、日本国内での肉親探しという、これも
また気が遠くなるような努力を要する試練が待っている。

戦後61年目を迎える今年でさえも、戦争が終わっていない人がいる。





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Last updated  2006.01.16 11:01:18
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匿名。@ Re:福岡デザイン専門学校の卒業制作展のごあんない(02/06) コメントが少ないようだが 都合の悪いコメ…
Kimiko@ Re:デンマーク北欧マンス(10/22) ポスター展行きました。感動しました。 …
春うらら@ Re:1)ダーウィンという概念(02/12) 当たり前になっているダーウインの名だが…
kwhats@ Re:転倒の顛末(12/14) 気をつけてくださいね。 まだまだ長生き…
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