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今日6月25日は、朝鮮戦争が始まった66年目の日。
北朝鮮が38度線を超えてソウルに雪崩れ込んで来た1950年の出来事。 太平洋戦争が終戦して5年目に勃発した、地震に例えたら余震のような紛争だった。 しかしこの朝鮮で派生した戦争によって、日本の復興は加速した。 南北の朝鮮の人々、アメリカ人、中国人、ロシア人の血の代償として、日本は敗戦国の無様な姿から、剣を与えられた。 その頃のヨーロッパでは、同じ敗戦国の西ドイツは宿敵のフランスや他の欧州の国々との紛争による不利益に気づき、両国が中心となり、ヨーロッパ経済共同体からEC、EUへとヨーロッパ連合の歩みを辿り始める。 英国がこのEUに加盟したのは1973年。 43年目に、今回の離脱と云う事態になってしまったわけだが、連合による国家間のメリットを見失なう世界の潮流が始まっているのかも知れない。 世界は日本人が気づく以上のスピードで動いている。ソ連が崩壊し、南北ドイツが統一し、中国やインドが台頭し、アメリカに黒人の大統領が登場し、そして今や世界で最高の権力を持つアメリカでさえも共和党や民主党の主流派が苦戦し、他の国との協和より、自分の国の足元をぐらつかせない必死な努力をしなければならなくなった。 基本的には国家はその国を保持することが使命であるわけですが、普通の社会生活でも自分さえ良ければいいって考えは身勝手と質せれていたのが過去のものになりつつある訳だ。 東アジアは、戦後その協和の思想さえも築かれることなく余震が続いている。 66年前の記憶もすでに風化してしまった現在、また新しい世界の秩序に日本が貢献出来る日が果たして巡って来るのだろうか? かねこしんぞう ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.06.26 10:35:41
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