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テーマ:不動産屋さんへ行く前に(510)
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大家さんはお金持ち マンションのオーナーは儲かっている ・・・なんて誰が言ったのでしょうか・・・T_T 不動産経営の最大のリスクとはなんでしょうか? それはズバリ 空 室 リ ス ク もちろんコレ以外にもいくつか大きなリスクがあります。 滞納、設備故障、火災・事故(自殺)etc.etc... しかし空室リスクほどごくフツーに発生するリスクはありません。 なにせ、入居者が引っ越すたびに発生しますから。 しかもどんなに努力(金銭的なモノ含め)を尽くしても次の入居者が決まらない場合もあります。 そういう意味で「最大のリスク」と言っても過言ではないでしょう。 さて、この空室リスクとはどのくらいのリスクなのか? 例えば、利回り10%の賃貸マンションで入居者が1ヶ月決まらないと ▲0.83% ・・・これぐらいだと「そんなに損じゃないんじゃない?」と思われるかも知れませんね。 確かにそうかも(ぁ では2ヶ月空いていた場合では・・・。 ▲1.66% ・・・これでも「う~ん、1%ちょっとくらいならまだ・・・」と思われるかも? しかし、前述の「利回り10%」と比べると、入居者が2ヶ月いないだけで「利回り8.34%」まで減少しています。 もしも毎年こんな状況だったら「10年で元が取れる物件」が「12年じゃなければ元が取れない物件」になってしまうのです。 毎年2ヶ月空くという状況はそうそう起るコトではありませんが、現実に丸々1年間以上空きっ放しの物件もあるので楽観視も出来ません。 もしそうなって、元が取れるまで2年多くかかるようになったら、それって結構大きくないですか??(私だけ? 参考までに、10年満期の定期預金の利率はいま確か1.5%前後だったと思います。(違ったらご指摘お願いしますm(__)m) 定期1本ムダにしたと思えばイメージ的には近いかも知れませんね。 さて、空室リスクはどれくらいの頻度で起るか。 地域情勢を別にして考えると、物件の用途によるところも大きいかも知れません。 分かりやすいところで学生マンションを例に取ります。 入居年数は2年間か大体は4年間なので、空室の発生頻度としては4年に1回です。 空いてもすぐに新入生によって埋まれば空室期間は1ヶ月程度です。(早いと10日程度で入居して可能ですが) 前述の利回り10%の物件が、4年に1回1ヶ月間空室の場合の利回りは9.79%です。 これでコンスタントに回れば、元が10%なので「想定の範囲内」で収まりそうですね? しかし運悪く(?)入居者が決まらなければ翌年の入学シーズンまで丸々1年間空く可能性もあります。 9.79%で2周(4年×2周=8年)は回ったものの9年目で丸1年の空室を喰らった場合の利回りは8.7%です。 おや?前述の「定期を1本ムダにした」に近い数字になってきますね?? ファミリー層向けの3~4DK・LDKでは入居期間が割と長いので空室発生の頻度そのものは少ないのです。 しかし、一旦空室になった場合の空室期間も割と長めになる傾向にあるようです。 この辺はマンション購入トレンド(志向)の影響でしょうね。 こういった次第で、入居・空室の期間の予測が立てにくいのでワンルームのような計算は難しいです。 この他の用途の物件にもまたそれぞれ傾向や特性があるのですが、それは別の機会にでも。 不動産屋業者によっては、空室になった場合に家賃の1カ月分を保証(補填)する手法を取っているところもあります。 確か、空室期間が1ヶ月以上になったなどの要件がありますが。 この不景気の最中、保証が1ヶ月と言えども大きいです。 こういった保証をしてくれる業者さんへ物件を預けたいのは人情です。 とは言え、業者さんも商売ですのでその辺は手数料や管理委託料・諸工事費用などできっちり回収してきます。 それに気付かず「○○社さんは家賃保証があって安心ね」なぁんて"のほほん"としている大家さんもいます。 空室リスクや不動産会社への費用がかさんで儲かっていない(儲かりにくい)物件も多いのです。 大家さんはツラいよ!(T_T)・・・・かな? 【追記】本文ではあえて金額ではなくパーセンテージで通しましたが、お時間のある方は本文の数字に具体的な金額を当てはめてみてくださいね。違う楽しみ(?)があるかも知れません^^ ----------------------------------------------------------------------- さて、いかがでしたでしょうか 不動産業者として墓穴を掘った一文があるように思いますが気のせいでしょう(汗 このHPは人気blogランキングへ登録しています いまは125位あたりにいます お楽しみ頂けたらぜひクリックして下さいね^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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