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カテゴリ:日本酒探訪
□純米吟醸 ひやおろし「夜明け前」@長野県・株式会社小野酒造(長野県上伊那郡辰野町大字992-1):
アルコール度数: 16~17度 原料米:山田錦特等米 精米歩合:麹米等 50%,掛米 60% 日本酒度: +1.5 酸度: 不明 本品の名付け親は,かの島崎藤村の息子の一人,楠夫氏の由。,,,とネットで調べて知ったワンコは超愕然! 今を去ること数十年目前,昭和五十年代の初めにその楠夫氏を一目目見たく木曽路は馬込の民宿「四方木や」を予約(当時,その民宿のオーナーをしていらっしゃったのでありまする),而して「たっての目通りを願い(笑)」,写真を撮らせて貰ったのでありまいた。頬骨から顎に欠けての骨格のラインが藤村にそっくりだったことを,今でも鮮明に覚えておりまする。 さて,本品は例によってワンコの隠れ家たる「びんちょうや 吉祥寺分家」(Tel:0422208808;武蔵野市吉祥寺本町2-8-4 コスモス吉祥寺B1)にて出てきた日本酒。本日に入荷した由♪ [トリちゃんの中庭の様子] これは吟醸レベル(すなわち,精米歩合60%以下)ながら純米酒ということで(すなわち,醸造用アルコール等不使用),けっこうズッシリとお腹に沁み入るお品でありまいた。ほんでお味は辛口。キレがいいぶん,世上的には「淡麗」と呼び習わされるかも知れませぬが,ワンコ的には「豊潤・辛口」と分類したくなる思い。飲む前に鼻先でクンクンしてもあまり香りは立ちませぬが,嚥下後の返り香は重戦車のようなマッシブなアルコール感がありまいた。 生産地の「水」がよろしいせいか,飲んでいて清透感のあるお品だす。このことが,純米酒であるが故の「重さ」に軽減作用を与えているかと思料しまする。信州の小さいメーカーながら長い間信念を持って真摯に仕事に取り組んでいるという,そういう仕事の丁寧さが伝わってくる逸品だす(^_^)。 なお,楽天内では全くの同一品はなく,「純米吟醸 袋絞り」というのが,一升瓶で大体3千円くらいでありまいた。一方,普通にネット内で検索したら,兵庫県の前中酒店というところで3千円で売っていまいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.09.25 00:44:08
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