目が細かくて、糸が太い
今回、中津川市のお客様からのご相談を受けて、小さな虫をも通さない網戸のスクリーンをアメリカから取り寄せました。写真が、通常の輸入の網と小さな虫除けの網を比較したものです。通常のグラスファイバー製のものでも蚊程度のものは全く寄せ付けないのですが、それよりも小さな虫だと入り込んでくる可能性がありました。中津川は山に囲まれ田畑も多く、夏などはあらゆる虫が発生します。今まではアンダーセン(Andersen)サッシのステンレスで出来た網の純正網戸を使っていらしたそうですが、網目をすり抜ける小さな虫に困っていたそうです。そこで何とかならないかということになって、写真右の網を調達した次第です。見て頂くと分かりますが、標準仕様の網と比べると網目の間隔は60%程度しかありません。また、グラスファイバーの糸にも樹脂のコーティング剤が分厚く塗られている為、糸そのものも太くなっていて更に網目が小さくなっています。勿論、更に網目が細かいものもあるのですが、それだと外の景色も全く見えなくなってしまい、閉塞感が出るかも知れません。(外からの目隠しにするという人にはいいですが・・・)当然網目が細かくなれば、太陽の光や紫外線も多くカットしてくれるでしょうから、そういう点でも室内空間は過ごしやすくなると思います。ただ、風が入ってくる量も減りますし、網目以外から入り込もうとする虫たちには効果はありませんから、その点は注意が必要です。あと、最近は国産でも防虫剤を樹脂製の糸に練り込んだものも出てきているようですが、やはり薬剤を使うよりは物理的に入ることが出来ないという方が、環境的にも安心だと思います。耐久性のあるグラスファイバーの輸入の網には、太陽光をカットしたり、ペットが爪で引っ掻いても破れにくいという網もあったりしますから、その用途に応じてチョイス出来るのも嬉しいですね。尚、グラスファイバーの網は、ライターの火であぶっても破れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。