この状態ではドアは上がりません
鹿児島県のお客様からガレージドアのメンテナンスについてご相談を頂きました。こちらは、ガレージドアの両サイドにあるレールの上部の写真ですが、ドア下からドラムまで延びているケーブルワイヤーがありません。本来であれば、写真にあるドラムという部材にワイヤーが巻き付いていないといけないのに、外れてなくなっています。どうやら経年劣化でワイヤーが切れてしまったようですが、もう片側にあるワイヤーは正常でまだ切れていないようです。でも、ワイヤーは常にドアを引っ張っている為、ストレスによって徐々に伸びて弱くなります。ですから、10~15年程度で交換をしないといけませんが、新築からもう26年も経過しているそうです。ケーブルワイヤーは、慣れていれば簡単に交換することは可能ですが、トーションスプリングと呼ばれる大きなバネが連動している為、それを解除しないと交換することは出来ません。重いガレージドアをこのバネの力で引っ張り上げているので、下手に外すと強力なバネが一気に戻って非常に危険です。そういった状況ですから、素人のお客様がご自身でやるのではなく、専門知識と適切な道具を持った専門業者に依頼することが必要です。ただ、新築した工務店もなく、ガレージドアの専門業者も周囲にはいないという状況らしいですから、遠く愛知県から出張修理をしなければならないかも知れませんね。もしそうであれば、ワイヤーだけでなく、トーションスプリングやドラム少し破損しかけているガレージドアも一緒に交換した方が、不具合の度に出張修理しなくてもよくなるのでいいようにも思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。