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会社に関西弁を使う人が何人かいる。 メッチャとかネーサンとか言って喋っている。 このあいだ30代のパートの主婦が二人で話していた。 関西弁が聞えると珍しくて、つい耳をダンボにしてしまう。 そのままの再生は不可能だが、二人はこんな事を言っていた。 『うちの方には(東京都下東久留米市)あんた、コウモリがおるんよ』 『えっ、ホンマニ? したら血~吸われるわや』 『血~は、吸わっとんねんよ』 俺はプッと吹き出した。 (ここは東京だぞ、血~吸うコウモリなんかいるわけ無いじゃないか! ・・・ドラキュラじゃあるまいし) 普段コトリとも笑わないで仕事をしている俺が、吹き出したのを聞きつけて 二人は一瞬こちらを見たが、そのまま又話し続けた。 『うちの方には豚もおるんよ』 『東久留米ってけったいなとこね』 『豚飼って何すんねん?』 『どすどすどす』 『だすだすだす』 『さぶいぼが出た』 『すかたんねェ』 ドスドスドス ダスダスダス 『あかんたれ』 『えんがちょよ』 『かまへん』 と土壺にはまる会話は続く。 京都弁が好きだったし、三河弁もいいなと思っていたが 大阪弁もなかなかいいな、可愛いなと思った。 今夜、富士額の頭をオールバックにして、 ポマードでテカテカにして デカイ風呂敷を首にマント代わりに縛って やいばをヤスリで尖らして 電信柱によじ登って逆様になれば、 俺も少しはドラキュラに見えるかもしれない。 大学1年の時、演劇サークルの中の羞恥心と戦う訓練で、 電信柱によじ登り、ミ~ン、ミ~ンとセミのマネを させられたのを思い出す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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