野半の里の休日《天然温泉「蔵乃湯」にて》
ここんとこバタバタだったので、のんびり温泉に浸かりたいと、和歌山県かつらぎ町にある「野半の里」へ行ってきました。「野半の里」は1789年(寛政元年)、野上屋の屋号で前田半十郎が暖簾をあげて以来の酒造史を刻む老舗酒造メーカーだそうです。平成8年にに和歌山で初めての地ビール、「木の国野半ビール」を誕生させたのを契機として、高濃度の天然温泉「蔵乃湯」や蔵を改造した食事処などを開業し、自然の中で存分にヒーリングをお楽しめる新しい癒しの地として生まれ変わったそうです。園内は、ご覧のとおり、酒蔵らしい雰囲気たっぷり。この巨大な酒樽の休憩所、なかなか落ち着きます。早速、天然温泉蔵乃湯へ。画像は温泉受付。お風呂はさすがに撮るわけにはいきませんね。温泉のある建物「老鶴館」は、約200年前に創業した老鶴酒造から移築した和蔵(大正6年築)で、野趣に満ちた風情と情緒を漂わせた風格ある佇まい。肝心のお湯は、豊富なミネラルを含む療養泉・高張泉で、ナトリウム-炭酸水素塩泉。ほかにもいくつかの源泉があるそうで、加水や循環もしていないとのこと。露天風呂にある打たせ湯が飲料用となっていて、飲んでみると軽い塩味で微かに炭酸味を感じました。無色透明の露天風呂とにごり湯の大浴場でしばしの間ポーッと。日頃の垢をすっかり流すことができました。風呂上りは、やっぱり地ビール・・・といきたいところですが、残念ながら本日は車。ここは我慢なのです。しかたがないので、直販処「けいたろう館」でおいしい地酒をお土産に買っていくことに。最後に、お食事処「こんにゃく座で」天然温泉でつくられたざるうどんをいただいて帰阪の路につきました。とっても張りのあるいいお湯だったので、疲れてきたらまたのんびり出かけてみようと思います。今度は電車かな?《DATA》温泉名:野半の里温泉 蔵乃湯施設名:蔵乃湯「老鶴館」所在地:和歌山県伊都郡かつらぎ町佐野702交通 :JR和歌山線笠田駅から徒歩約10分 国道24号線笠田駅前交差点すぐ(案内板あり)照会先:0736・22・1005泉質 :第一源泉:含二酸化炭素・鉄・ナトリウム-塩化物泉 泉水1kgで Na:14200mg, 鉄(2):66mg, Cl:22700mg, HCO3:6730mg 溶存物質総量:47476mg, 成分総計:49256mg 泉温 :第一源泉:23.1℃湧出量:第一源泉:125リットル/分 pH :第一源泉:6.9料金 大人800円「野半の里」公式HPはこちら