京都で一番遅い紅葉~下鴨神社 糺の森~
京都で一番遅くまで紅葉が楽しめる場所、下鴨神社の「糺(ただす)の森」。世界遺産にも登録されています。昨日、今年の紅葉の撮り納めにと思い行ってまいりました。さすがに散り終えた紅葉もありましたが、ご覧のとおり今が旬の紅葉もまだまだあり、のんびり散策しながらいい感じで撮影を楽しむことができました。古くは源氏物語や枕草子に謳われた「糺の森」ですが、下鴨神社の境内に広がる原生林で、ケヤキやエノキなどニレ科の落葉樹を中心に、約40種・4,700本の樹木が生育しています。森は、賀茂川と高野川に挟まれるように広がり、南北に細長く、林床を縫ってこれらの川に注ぐ数本の清流が流れています。「糺の森」の「ただす」の由来ですが、「偽りを糺す」の意とするほか、賀茂川と高野川の合流点であることに起因して「只洲」とする説、清水の湧き出ることから「直澄」、多多須玉依姫の神名に由来するという説などの各説があるそうです。今年は暖かいので、まだ青い葉も残っていて、もう少しは紅葉を楽しむことができそうですね。最後に、下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」とのことです。 交通:京阪電車「出町柳」駅又は叡山電鉄「出町柳」駅下車。 駅から神社楼門内まで徒歩約10分。