住吉踊 奉納中
大阪の夏祭りの最後を飾る、住吉祭に行ってきました。境内では、住吉踊の奉納中。 住吉踊りの起源ですが、その昔むかし、神功皇后が朝鮮半島より帰国なされた時、和泉国の七道ヶ浜に上陸されたそうです。そのとき、土地の人々が吉士舞(きしまい)を舞ってお祝いしたことが始まりと伝えられています。住吉踊はこの古代の舞に起源を発するともいわれ、もともとは稲の虫追い、厄払いの意味を持っていた農民舞踊であったともいわれています。この日はポディションが悪く、全体を撮ることができませんでしたが、長柄の傘を中心にしてその周囲を童女たちがまわりながらはねるように踊ります。茅の輪くぐりは見られませんでしたが、このように着飾った方々が、「住吉の夏越 (なごし) の祓する人は千年 (ちとせ) の よはひのぶといふなり」という和歌を口ずさみながら茅の輪を3回くぐります。例年なら、住吉祭の頃は、夏真っ盛り。でも、梅雨が明ける気配がありません。さて、今年の夏はどうなることやら。