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テーマ:鉄道雑談(1519)
カテゴリ:旅・鉄道・ちょっとおでかけ
私はボンネット型の特急列車が好きで、中でもこの「ブルドック」と
呼ばれたキハ81型気動車がお気に入りです。 非電化区間のスピードアップを目指し、当昭和35年(1960年)わが国初の 特急型気動車として開発され、東京~青森間の特急「はつかり」として 登場しました。 「ブルドック」という愛称の由来となったボンネットの中には、 冷暖房用のディーゼル発電機が収納されており、 ディーゼルでは始めて冷房施設を備え、 また車窓を楽しめるよう大型窓が採用されるなど、 長時間の鉄道の旅への配慮がなされています。 しかしながら開発期間が短かったためか、残念なことに初期故障が多く、 その座をデザインが一新されたキハ82型に譲ることになります。 最後は、紀勢本線を走る特急「くろしお」に使用され、 昭和53年(1978年)に廃車となりました。 今でも、天王寺駅朝9時頃、キハ81型と82型が仲良く並んで 入線しているのを覚えています。 以前紹介したDD54型ディーゼル機関車とともに、わが国の気動車開発に 貴重なデータを提供するなど大きな役割を果たしたこのキハ81型、 いつまでもこの迫力あるボンネットの雄姿を覚えておきたいと思います。 なお、現在同機は、大阪市港区の交通科学博物館に展示され、 第2の人生を楽しまれています。 交通科学博物館はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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