すべては、「人々の心を正す」ことから・・・はじまる。
あるブログから拝借する。(吉田松陰先生のかく語りき)本来ならば、自分の頭で少しでも考えたことを記すのが筋だと思いますが、何せ、いろいろな反動から、考えられなくなっているのも事実です。20年来の信仰という名の奴隷生活により、主体性を失い、無気力・無感動の三無主義に陥ってしまったようだ。いや、さらに、無関心、無責任、無作法が加わってしまい…五無主義か。もうどうするオレ状態なのかもね。いや、無責任ってことはないなあ…また、少しずつではあるが、無関心と無感動からは卒業しつつあるね。ある一定期間社会から隔離されていたような感覚から、無作法は仕方があるまい。これも徐々に勉強していくしかあるまい。無気力を正していくには、難しいね。如何にモチベーションを高めるかってことだからね。日々惰性で生きているしね。今の政治で、”今日よりも明日の生活が良くなっていく”という安倍総理のメッセージにより、少しでも希望を感じながら生きていくしかあるまい。”努力した者が報われる社会”を夢見てがんばるしかあるまい。さて、いわゆるNHKの大河では、「花燃ゆ」第1話で、吉田松陰は「外国から日本を守る」「旧来の学問の字面を鵜呑みにするのではなく自分の頭で考える」という旨を言ったようだ。”自分の頭で考えることは、奴隷生活から抜け出す一歩だ”と私は考える。吉田松陰先生が語った内容は、ある意味、今の日本にカツを入れて下さっている感じだ。国としては、安全保障が一番大切なことなのだ。経済などをいろいろと言っても…安全を脅かされたら、元も子もなくなる。憲法9条信者さまには、中国へ行きチベット人への迫害をやめさせていただきたし、中東へ行き、イスラム国へ憲法9条を説いて回ったらどうだろう。もう、そろそろ、平和ごっごは止めにしませんか。↓↓↓吉田松陰著、松浦光修編訳「新訳 講孟余話 吉田松陰、かく語りき」(PHP研究所、2015年)「第二節 すべては、「人々の心を正す」ことから・・・・・・(原文・11) 今、野蛮な欧米諸国が、狼の群れのように日本に襲いかかろうとしています。いうまでもなくそれは、わが国の重大事ですが、じつはそれほど深刻に心配する必要はありません。 深刻に心配しなくてはならないのは、今の人々の心が正しくない・・・・・・ということです。人々の心さえ正しければ、百人いれば百人が、みな自国を守るため、死ぬまで戦い抜くことでしょう。もちろん戦いつづける間には、勝つこともあれば、負けることもあるでしょうし、また有利になったり不利になったりもするでしょうが、それでも”突然、国が亡びる”ということにはなりません。 しかし、もしも人々の心が、はじめから正しくない状態であれば、どうでしょう。本格的な戦いがはじまる以前に、わが国は、国をあげて野蛮な欧米諸国に降伏してしまうしかありません。ですから今、もっとも心配しなければならないことは、人々の心が正しいかどうか・・・・・・ということなのです。 ほんとうに近ごろのわが国では、野蛮な欧米諸国に対して、国の体面を失うことが、しばしば起こっていますが、いったいなぜ、こんなことになったのでしょうか? はばかり多いことですが、あえて申し上げます。 それは、幕府や諸藩の上に立っている武士たちや、その下にいる武士たちの心が、みな正しくないからです。正しくないから、国のために忠義を尽くして死ぬことが、誰一人できないのです。ですから、もしも孟子が、今、生きていたとしても、今のわが国への忠告は、一言ですみます。 それは、「人々の心を正す」です。それ以外の言葉は、一つもいりません。 そのことを広く解釈すれば、「洪水の害」「猛獣の害」などの自然災害も同じことです。それらが人々を、ひどく苦しめるもの・・・・・・ということは確かなのですが、「洪水」は治めることができるし、「猛獣」は狩ることができます。 もちろん、「野蛮な外国人」や「君主の位を奪う者」も憎むべき存在です。しかし、「野蛮な外国人」なら、平定することができますし、「君主の位を奪う者」なら、処刑することができます。 人々の心が正しい時は、「洪水の害」、「猛獣の害」、「野蛮な外国人」、「君主の位を奪う者」の四つの天災・人災について、心配する必要は少しもありません。しかし、人々の心が正しくない時は、さて・・・・・・どうなるでしょう? どうやって「洪水の害」を取り除きますか。どうやって「猛獣の害」を取り除きますか。どうやって「野蛮な外国人」を平定しますか。どうやって「君主の位を奪う者」を処刑しますか。それらはすべては、”正しい心”を持っている人によってしか、実行できないことではないですか。 ですから、”正しい心”を持っている人がいなくなれば、世の中は、真っ暗になり、そもそも人が、人らしく生きることさえできない世の中になってしまうのです。もしも、そうなったら・・・・・・と考えると、ほんとうに寒気がします。↑↑↑