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テーマ:映画館で観た映画(8375)
カテゴリ:2008洋画
☆王妃の紋章☆(2006)
チャン・イーモウ監督 チョウ・ユンファ コン・リー ジェイ・チョウ リィウ・イエ ストーリー 中国、五代十国、後唐の時代。重陽節を前に王家の人々は王宮に帰って来ていた。王と王妃の間は冷え切り、王妃は継子の皇太子と不義の関係を続けていた。しかし、皇太子には、付き合っている娘がおり、王妃は二人を裂こうとしていた。王妃は、密偵を放ち、王が王妃の健康のために毎日運んでくる“薬”の中身を突き止める。密偵を務めた侍医の妻もまた、悲しい過去があり、王に恨みを抱いていたのだった きんきら! ゴージャス! そうですよね、おフランスだけが、ゴージャスな王国を作っていたわけではないんです。 中国だって、負けちゃいなかったんですよねえ~~。 面白かったです^^) イーモウ監督の、最近の「HERO」「LOVERS」に続く作品になっているのでしょうねえ。 もちろん、初期の作品のほうが好きという方も多いことでしょうが(また「単騎、千里を走る」なども?)それとはまた違ったイーモウ監督のエンターティメントを見られるのがいいです。 「HERO」よりももっと戦隊ものみたいな鎌で戦う忍者部隊みたいなのがいたりしましたねえ。 ラストの王宮での戦いは、ロード・オブ・ザ・リングみたいでした~~。 とにかく半端じゃない人間の数に圧倒されました。 CGは使ってないのかな?? さて、話はとにかくゴージャスな王宮の中がメインです。 王家といえどもひとつの家族。 でも特別・・・権力を手にするのは常に一人。 今は父親である国王だけど、いずれはその息子たちの誰かがその権力を手にすることになるだろう。 王は頂点に立つため、過去にどんな汚いことをしてきたのか。 息子達は、父親の力を尊敬しつつ怖れてもいる。 でもいずれは誰かが王のあとを継ぐはず・・だよね。 (あんまり、兄弟間では勢力争いはなかったですけどね、それもこれも父親の力が強いからですかねえ) 一方、美しい王妃は、王と冷たい関係。 しかし、王家は模範とならねばならない。 表面は力強い王と美しい王妃の、絵に描いたような王家でなければならない。 コン・リー、美しい~~~♪ これを見る前、チャン・ツィイーでもいいんじゃない?なんて思っていたんだけど、いえいえ、これはコン・リーでなくては!! 彼女の凛とした姿も美しいが、時に皇太子に対して秘めた想いで見つめるそのしぐさはぐっと女らしく、また母として気遣ってくれる次男には慈愛に満ちた母の顔を見せる。 またそれに対する、チョウ・ユンファのこ憎たらしいほど堂々とした姿。 権力を持つものの自信に満ちた姿ね。 すべてを見通しているというのはすごいけどね~~。 しかし、ほんと、ユンファは憎たらしかったなあ~~(笑) すっかりコン・リーの側から見ていた私です^^;) (あ、そうそう、ユンファってこんなに千葉真一顔でしたっけ?) 権力というのはいったん手に入れたら、失いたくないものなんですねえ~~。 奢れる人も久しからず、只春の夜の夢の如し。 猛き者も終には亡ぬ、偏に風の前の塵に同じ。 わかっているのでしょうけど、自分だけは違うと考えるのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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