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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:2018年~洋画
スリー・ビルボード(2017)
マーティン・マクドナー監督 フランシス・マクドーマンド ウディ・ハレルソン サム・ロックウェル アメリカ、ミズーリ州の田舎町エビング。ある日、道路脇に立つ3枚の立て看板に、地元警察への辛辣な抗議メッセージが出現する。それは、娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、7ヵ月たっても一向に進展しない捜査に業を煮やして掲げたものだった。名指しされた署長のウィロビーは困惑しながらも冷静に理解を得ようとする一方、部下のディクソン巡査はミルドレッドへの怒りを露わにする。さらに署長を敬愛する町の人々も広告に憤慨し、掲載を取り止めるようミルドレッドに忠告するのだったが…。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ おもしろかった。 というか先が読めなかったわ。 えっ、そこでそうなるの?って何回も思った。 見る前は娘を殺され犯人がなかなか見つからずその怒りで広告をバーンと出した母親。 だから、娘の犯人探しがメインの話なんだろうと思っていたのよね。 違ったよ。 ある意味、そこからびっくりだったなあ。 母親のマクドーマンドが流石にオスカーにノミネートされるだけのことはあるなあ。 怒りと破壊力、時々見せる悲しみの顔とインパクトありです。 犯人が捕まらないけど警察が怠けているわけではないのです。 署長が言うように時には何も手がかりがないという事件も確かにあるのでしょう。 残念なことですが・・・・ そして、署長がいい人なのですよねえ。 でも母親の怒りは収まらない。 この街の男たち全員のDNAを取ればいいじゃない! それでも犯人が見つからなかったらアメリカ中のDNAを! 母親には娘が事件に巻き込まれたのには自分の発した一言にも原因があると自分を責めてもいるのです。 一方、署長は良い人なのです。 いい父親だし署員のこともよく見ているのよね。 でも、彼が取った行動は意外でした。 そこからまた思わぬ方向に話が進むのですからねえ。 署員のディクソンは、自分の信じる正義によって、差別したりほとんど暴力で解決しようとする男ですね。根は単純だと思うけれどもねえ。 あ、でも彼の悩みというのは署長の手紙でもちらっと見ることはできましたね。 だから、彼は強い男で居たいのか・・・と思いました。 ただ、署長を尊敬していることはよく分かる。 その署長を思う気持ちがまた、思わぬ事件を生むのです。 後半で元夫の若い恋人が言う言葉これがすべてなのかな。 「怒りは怒りを来す」 私、この言葉が一瞬よくわからなくてね。 ちょっとわかりづらくないですか? 「怒りは怒りを呼ぶ」 とでも言ってくれたほうがわかると思わない? 怒りの連鎖だと思うのよね。 しかも、思い込みによって全くあらぬ方向に向けられた怒りだったりするのよね。 そっちに行っちゃうの?って思うことが度々あったもの。 考えたら、それってコメディなんだよね~~。 というわけで、先の読めない展開が面白い映画でした。 お薦めですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.02.16 19:28:30
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