11月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:899
ナイス数:60
死神憑きの浮世堂 迷宮の戻り人 (2) (小学館文庫キャラブン!)の
感想
続きものなんだけど知らずに読んでしまった。前作でいろいろあったのねと思うけど、それがよくわからないから「なにがあったの~~?」と気になりつつ読み進める。ちゃんと最初から読まないとだめよね。それでも骸屋だとか、忘れ得ぬ者とか面白い世界観だし中村さんらしいと思って読んだ。シリーズでまだ続くかな。その前にちゃんと前作を読んでおかねば。
読了日:11月25日 著者:
中村 ふみ
億男 (文春文庫)の
感想
友人が映画もみたし本も読んだと言って本を貸してくれた。
ちょうどTVで「昭和元禄落語心中」を見ているのでこの小説の中の「死神」とか「芝浜」とか重なっちゃう。
なんというか、哲学というか・・・お金はなくちゃ困るしねえ。宝くじ当たらないかなあって思うよ。
読了日:11月26日 著者:
川村 元気流転の海 (新潮文庫)の
感想
実家の母は宮本さんのファンでこのシリーズ全作揃っているので貸してもらうことにした。わー昭和だって思った。こういう男たちが日本を作ってきたんだなって思うのだ。身の回りにこういう人がいないが、このエネルギーはすごいと思う。サクサク読めて面白い。第二部も読むよ
読了日:11月30日 著者:
宮本 輝
読書メーター
宮本輝さんの「流転の海」を読み始めると主人公の熊吾のエネルギーに圧倒される。戦争で焼け野原になった大阪で自分の会社を再建するが、50にしてはじめて授かったの息子のために田舎に引っ込むことを決意する。自分のこれからは子供を二十歳まで育て上げることのためにあるのだと心に決めるのだ。
彼は心根が優しい。しかも面倒見がいい。
しかしだ、自分の妻や愛人に暴力を振るうDV男でもある。男の甲斐性とかそんなことで許される時代だったのかもしれないけど、なんともそこはこの熊吾を許せない。
しかも、妻の房江はそんな暴力に怯えながらも耐え熊吾を愛しているのだ。
こういう男が、実は社会で力を持っていて・・・ってよくある話ってことかしら。
ただ、その点をのぞくと彼のアンテナの高さとか人を見る目の確かさとか魅力があるのだ。
妻の房江の生い立ちは気の毒で、幸せになってねって思う。
熊吾が幸せにしてあげてほしいものだ。
さて、第二部読み始めました。田舎での暮らしだが、次から次へと熊吾が乗り出さざるを得ない事が起きる。おもしろい。