城跡の美術館で、のんびりミュージアムランチ♪
普段は都市部で、大きなビルに組み 込まれたり、古い建物などの美術館に 展示会で訪れると、なんだかなぁ~と 建物に不満足なことが多い しかし、一服の絵画のような庭園を 館内から楽しむような足立美術館の ように、美術館そのものが魅力的な 場合もある ニューヨーク現代美術館や、私の好きな 東京の葛西臨海水族園なども設計をした 谷口吉生による豊田市美術館は、市街地の 小高い山の上に位置し、自然に調和をした 心落ち着く美術館だった せっかく豊田に出かけたのだから、ここで ドイツの近代ポスター展や、日本の現代 美術家の展覧会を見物しようと思ったの だが、美術館自体の魅力に惹かれ、館内を うろうろしたり、庭園を散策したりした シニカルな目線で、琳派などの日本美術を パロディ化をした名古屋を拠点に活動する 同世代のフジイフランソワ嬢の展覧会では 来場者が石に落書きをする企画があった ドイツの近代ポスター展では、日本との かかわりが大きく、カルピスの広告を 大々的にドイツで公募をしたものだとか 時代の流れの中で、人種差別とされ今は 見られなくなった、かつての馴染みの シンボルマークも、その時に入選したものだ お腹も空いてきたので、館内にある レストランで、ミュージアムランチを 食べることにした ドイツの近代ポスター展をテーマにした ランチは、鶏肉と舌平目のメインがあり 私は舌平目をチョイス。デザートなども ついて、950円はお得のような気がする アイスクリームには、ソルト、胡椒 オリーブオイルをチョイスすると、また 違った味になるとか薦められて、少し ソルトをかけてみたが、エスプレッソを かけるのが私の好みだ 美術館のある小高い山は、かつては この一帯を治めた2万石の譜代大名の 挙母藩(ころもはん)の居城である 挙母城であった 三河国、尾張国、美濃国、信濃国 遠江国、伊勢国、近江国の七州が 見えるという高台に建っている事 から、別名を七州城とも呼ばれた 矢作川の東側に位置した、尾張藩士 渡辺家の領地、寺部領の陣屋にあった 書院の又日亭が移築をされていた こんなゴージャスな豊田市ではあるが 市役所は比較的、普通の建物なので ほっとした 平成20年5月9日に豊田市で撮影