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 戻っておいで 私の時間

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2011年11月21日
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カテゴリ:山下達郎
満開の桜や 色づく山の紅葉を この先 一体何度 見ることになるだろう


20年ほど前の日曜日の夕方、ドライブ帰りのラジオからユーミンの声が流れてきた。ゲストはユーミンより一コ下の竹内まりや。当時30代後半で、山下達郎との間に生まれた娘が小学生になり、オリジナルアルバム「Quiet Life」が世に出た頃だった。


我が家といえば、運転席に夫、助手席に私、チャイルドシートに娘。ベビーカーで近所の公園や図書館に通いながら、のんびりと初めての子育てを味わっていた。あの頃がどんなに穏やかだったか気付くのは、数年後、宇宙人が襲来し、怒濤の日々に突入してからのことだが、それはまた別のお話。


その日流れた曲はたぶんニューアルバムの曲だったのだろうが記憶にない。覚えているのは二人のちょっとした会話。


ユーミン:幸せを感じるのはどんな時?
まりや :家族でご飯を食べている時。
ユーミン:え゛?びっくり
まりや :達郎や娘と食卓でおしゃべりしている時、幸せだなぁ…って。当たり前かもしないけど、日常生活を普通に送れることはありがたいなって思います。
ユーミン:う~ん。(解せない様子でうなる)


まりやさんの言葉に、私は、はっとした。たいせつなことは目に見えない。なんでもないこと、当たり前に思っていることが、実は奇跡の繰り返しだ。この世に生まれて来たこと。今、生きていること。子供を授かり、元気に育っていること。友達や家族がいること。住む家があること。電気が点くこと、蛇口から水が出ること。暖かい食事が取れること。風呂に入れること。電車やバスがダイヤ通り運行すること。学校や職場がそこにあること。


誰もがみんなちょっとずつ 年をとってゆくから なんでもない一日が実は すごく大切さ


3月11日 14:46 なんでもない一日は奪われ、祈りの日々に変わった。
卒業証書を手にすることなく、満開の桜を愛でることなく、風となった3万の命に合掌。大切な人や場所、思い出の品々や生活の糧を失い、不自由な暮らしを送る人々。季節は巡り、東北地方は長い冬を迎える。


「蒼氓」は、娘の誕生で親となった山下達郎が、この世に生まれ、去っていく市井の人々を思い、書き上げた人間讃歌だ。日々の感謝と祈り、明日への思いがじわじわと伝わってくる。震災後も余震が半年余り続き、すっかり萎えてしまった私の心にそっと寄り添い、慰め、エネルギーをくれたお守りのような曲だ。バックコーラスに、妻・竹内まりや、友人の桑田佳祐・原由子夫妻。達郎の母は宮城県仙台市出身。勤勉で我慢強い東北人の血が流れている。


蒼氓(そうぼう)…市井の名もなき人々。民


              蒼 氓    

                                山下 達郎


            遠く翳(かげ)る空から たそがれが舞い降りる
            ちっぽけな街に生まれ 人混みの中を生きる
            数知れぬ人々の 魂に届くように


            凍りついた夜には ささやかな愛の歌を
            吹きすさんだ風に怯(おび)え くじけそうな心へと
            泣かないで この道は 未来へと続いている


            限りない命のすきまを やさしさは流れていくもの
            生き続ける事の意味 誰よりも待ち望んでいたい
            さみしさは琥珀(こはく)となり ひそやかに輝き出す


            憧れや名誉はいらない 華やかな夢も欲しくない
            生き続ける事の意味 それだけを待ち望んでいたい
            to find out the truth of life
            たそがれが降りて来る 歌声が聴こえて来る 





   四つ葉 蒼 氓 四つ葉 Butterfly  ノート北国の春ヘッドホン 朗 読 


   四つ葉アトムの子 スマイル 古川さん 飛行機 JAXA テレビおまけ



12年に及ぶ下積みを経て、半年間の宇宙ステーション生活を終え、明日ソユーズで地球に帰還する宇宙飛行士の古川聡さんも達郎ファンだ。宇宙から見たふるさとはどんな姿をしているのだろう。今夜8:00からNHKで「鶴瓶の家族に乾杯」で私のふるさと・伊予大洲が登場する。「東京ラブストーリー」でカンチとリカが歩いた街だ。今ものんびりとしたお国言葉が流れている。(時間がないので見られる方はどうぞ。)再放送は来週日曜午後。今後もツイッターで随時紹介する。


前回の更新は奇しくも震災前夜だった。この8ヶ月間、心災で頭の中も混乱状態。TLがどんどん流れて行くツイッターでの140字は毎日書き続けてきたが、ブログの更新画面を前にすると、情けないことに、ぐだぐだでまとまらない。はじめの一歩を踏み外したまま、ここまで引きずるとは思わなかったが、書きたいことは山のようにあるのでぼちぼちいってみよう。気が向けばお付き合い下さい。がんばっぺぐー





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最終更新日  2022年06月25日 00時33分19秒
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