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カテゴリ:中国旅行
5月24日から27日まで、北京出張でした。
今回のホテルは今までとは違うホテル、 北京の地理には疎いのですが、 地下鉄10号線「国貿」駅に程近いところで… ホテルの2F、朝食レストランの窓ガラスから見える光景が、 なかなか衝撃的でした。 焼けた廃墟が佇んでいます。 場所は3環路と言われる、オフィスビルが多く並ぶ地域です。 言うほど郊外ではなく、 廃墟が放置されているような立地ではありません… 最初は「妙なガラス張りだなぁ」ぐらいに思ったのですが、 よくよく見るとやはりこんがり丸焦げです。 ちなみに右写真はフランスの建築家が設計したらしい、 CCTV(中国中央電視台)の新社屋です。 営業に聞くと… 噂には聞いていた、「CCTVの失態、花火による火事址」でした。 ニュースを検索すると・・・ (ロイター写真引用) 燃えているのはCCTVの付属ビル。 北京オリンピックの放送製作でも使われていたとか。 後にはホテルにする予定だったそうですが、 今ではただの廃墟です。 春節明けの2月9日、 もうすぐ元宵節というときに、 CCTVの関係者が違法で花火をビルで打ち上げた結果、 屋上まで燃え上がり、 消防員1人が死亡、消防員6名CCTV関係者1名が負傷、 近隣住民1000人が避難をしたんだとか。 使用された花火は数百発。 それもオリンピックなどで使用される式典用の花火で、 打ち上げには市政府への申請が必要という、 危険度の高いものだったとか。 CCTVは正式に非を認め謝罪、 関係者は逮捕されたそうです・・・ CCTV勤務と言ったらエリートだったでしょうに、 まさかこんな結末になるとは思いもしなかったことでしょう。 93年から04年まで北京では、 春節の花火・爆竹を禁止していたようですが、 解禁後わずか5年での国営放送局の大失態でした・・・ 今回の移動ではDVDを持参、 ホテルでの鑑賞含め、3枚を堪能。 ただフライトの離陸・着陸時にはPCを開けないので、 その間は読書です。 山崎豊子氏の『女系家族』です。 ドラマを先に見てしまっているので、 どうにも藤代は高島礼子氏、 文乃は米倉涼子氏といった具合に、女優陣の顔が目に浮かんでしまいます。 ただ山崎豊子氏は一番と言っても言いぐらいにお気に入りの作家、 しっかり楽しんでいます。 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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花火と爆竹との差が不明白。
以前西安だったかでホテルの裏通りで夜遅くまでバンバンやられたことがありましたが別に危険は感じませんでした。 実際は一つ間違うと危険なのですね。 (2009年05月30日 09時09分02秒)
中国は花火に対しての危険性の認知が少ないように思います。春節にしても、そもそも街中や自分の家のベランダや庭先から打ち上げ花火を揚げる・・・というのがすごいと思いました。(初めて来た時はかなり書キングでしたよ)
ビル、もったいないですね。 (2009年05月30日 09時50分10秒)
そんな事件があったんですね~。まったく知りませんでした。
日本でも有名企業の社員が事件起こすことありますけど、 中国…スケールがでかいぜ(笑) しかし、その人、なんでまた花火なんかやろうと思ったんだろ…。 (2009年05月30日 10時07分24秒)
春節の終わりを告げる元宵節の出来事でしたが、即時報道規制が敷かれた事もあり、炎上映像&ニュースは日本他国外に居た人の方が見た人が多いですね。
CCTVが元宵節用に敷地内から打ち上げた花火が屋上の資材に引火、その火が同じく屋上倉庫に置いていた花火(落成式に使う予定?)に引火して大惨事に。 でも一番驚いたのは、建物の骨格に問題無いから修復すると発表した事でした。 (2009年05月30日 17時45分36秒)
最近家でゆっくりDVDが見れないのでね。
せっかくの移動、やっぱり充実させたいわけですよ。 おかげで移動が全然苦にならないし、 飛行機が遅れてもいらいらせずに済みますよ。 来週、蘇州にいますよ。 金曜がお客さんの監査なので、 仕事状況は読みにくいですが。 新区に来る際には連絡ください。 うまく合えば飯でも食いましょう。 (2009年05月30日 20時00分32秒)
ニュースでは丸焦げのわりに、
骨格が問題ないから再利用を考えているのだとか。 ただ既に4ヶ月放置、 縁起を担ぐ中国で、 一度けちのついたビルに買い手はつくのか!?と個人的には疑問ですが… 今後の行方に興味大です。 (2009年05月30日 20時03分30秒)
こっちの花火は日本と違って、
言うほど見た目の完成度はすごくないですよね。 かなり単純で、さほど高くないですし。 (もちろんオリンピックなどの式典用は別でしょうが) やっぱり見せるというよりは、 音で魅せるというのが中国式なのですね。 春節のときは本当にすごいです。 戦場は未経験ですが、 「ここは戦場か!?」と思うほどで、 テレビのお供聞こえないほどですからね。 (2009年05月30日 20時09分06秒)
毎年花火工場で死者が出ていますし、
春節時に使用者でやけどなどもかなりの人数が出ているようですからね。 花火も値段はピンからキリまで、 火薬量とかもどこまで法律遵守しているかどうか… 中国の春節はその場で経験しないと分からないすごさですよね。 (2009年05月30日 21時00分29秒)
自分も当時は知りませんでした。
やはり失火当時は報道規制がかかっていたのでしょう。 ただ今では中国人のほとんどが知っているようですが。 それにしても、本当にやることが派手ですね。 気になるのは逮捕された人たちの刑期… 中国だったら下手したら死刑とか!? (2009年05月30日 21時10分32秒)
自分も当時はまったく知りませんでした。
その後、北京出張で営業から教えてもらいました。 やはり報道規制がかかっていたのですね。 ですから、詳細は今回ネット検索で知りました。 それにしても、既に4ヶ月、 本当に修復するのでしょうか!? 縁起を担ぐ中国で、 一度けちのついた建物に買い手はつくのかどうか… まぁ、壊すのも立て直すのもお金はかかるのでしょうが。 今後の展開も気になるところです。 (2009年05月30日 21時17分54秒) |
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