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2005/03/25
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カテゴリ:航空関連ニュース
 16日正午に羽田空港を離陸した日本航空1021便(ボーイング767型機、乗員・乗客計267人)が出発時に不時着などの緊急時に備え脱出用スライダーを自動的に作動させるスイッチを入れ忘れたまま、目的地の札幌・新千歳まで飛行していたことがわかった。着陸後に客室乗務員が気づき、同社に報告した。国土交通省は、「重大なミスで、安全性を疑う」として、航空法違反(運航マニュアル違反)で同社を処分する。

 同社や国交省によると機内にある六つの扉のうち、非常時に使用する4カ所で離陸時にこの装置を作動させることが義務づけられている。客室乗務員の責任者が出発時に、それぞれの扉の近くにいる客室乗務員に対し装置を作動させるよう機内放送で指示することになっているが、指示がなかった。客室乗務員は機長に装置を作動させたと誤って報告していた。

2005年03月17日(木) (共同通信 - gooニュース)

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↑先週のニュース。色々考えさせられるものがあった。

不思議その1.「脱出用スライダーを自動的に作動させるスイッチを入れ忘れた」

→ ドアモードを作動させることは乗務員としては基本中の基本であって、ご飯を炊く前にお米をとぐような動作。考えなくても自然に行う動作。人間はミスをするのは分かるけど、一人だけが忘れたという話ではないのでどうしても理解しがたい。

不思議その2.「着陸後に客室乗務員が気づいた」

→ 恐らく到着の際に今度はドアモードをマニュアルに戻すようにとのアナウンスが入ったとき、最初から自動になってなかったことに気づいたのだろう。乗務員が離陸と着陸前の荷物の収納やシートベルトチェックなどの安全確認をする際、いちばん大事なドアのチェックをしていなかったということになる。

不思議その3.「客室乗務員の責任者が作動させる指示をしなかった」

→ 責任者の指示がなければ乗務員一同気づかないと言うのが怖い。
全員忘れたというのはあり得ないと思う。私の勝手な憶測だけど、もしかしたらとても怖いパーサー(責任者)で客室乗務員たちはその人のミスに気づきながら、指示し忘れていると指摘できないような関係だったのではないかと思う。

不思議その4.「客室乗務員は機長に装置を作動させたと誤って報告していた」

→ 報告した客室乗務員は責任者とは別人なのでしょうか。
指示を忘れ、モードの切り替えを忘れ、なのに「した」と報告しちゃうのも不思議。


事実、出発前がフライトの中でいちばん忙しいとき。
定刻どおりに出発するというのは結構大変なことではある。
ぎりぎりの制限時間内でみんなバタバタ働いてる。
そんな中で多少のミスがあってもしょうがないのかもしれない、と言いたいところだけど、
客室乗務員にとって本能的であるはず動作:ドアモードを変えること、を忘れてしまうのでは何かがいけない。

辛口だけど、やっぱりミスに対して誰一人気づかずフォローできなかった会社の体質に何か問題があるのではないかと思う。





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Last updated  2006/01/23 04:00:10 AM



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