モンゴル時代の東西交流
2018年度の最後のレギュラー授業になりました。定期考査Ⅳ(学年末)までの範囲の最終回です。今回は原点に立ち返り、個人ワークで進めました。【準備】5分 プリントの配付 スライドの立ち上げ ※クラスによっては「バレンタインの起源」について雑談【今日のテーマ】 どのようにユーラシア全体がつながったか?【説明1】15分 KPシートで流れを説明(下の写真参照) プリントの空欄を補充しながら、スライドも併用して説明 ・広域的な交易網 陸上交易ージャムチ(駅伝制) 牌符(通行証)の写真を見せながら 海上貿易ー杭州(臨安)・泉州・広州などの発達 ダウ船(中東→インド洋)、ジャンク船(中国→インド洋) → 陸路と海路が結びつき、ユーラシア世界が一体化 ・東西交流 景教やイスラーム教が西方から、 陶磁器や火薬などが西方へ ・キリスト教世界からの使節 プラノ=カルピニ ルブルック モンテ=コルヴィノ(大都の大司教となり、初のカトリック布教に成功) ・旅行家 ヴェネツィア商人のマルコ=ポーロ 「世界の記述」 モロッコ出身のイブン=バットゥータ 「三大陸周遊記」【内容の把握】8分 起立して教科書を「精読(音読)」する。 「内容の把握」を読み込み、その後空欄に補充 空欄の解答をスライドに投影し、各自確認(2分)【問い1】3分 マルコ=ポーロの「世界の記述」は正しい内容か? 抜粋文を読んで考える (誇張した表現があることを学ぶ)【問い2】6分 東西交流したものにはどんなものがあるか? (クラスによっては、グループワークでタブレットを用い、 調べ学習により答えを共有する) これを実施したクラスはほぼ50分を費やす【今日のゴール】 モンゴル帝国が東西交流に果たした役割は何か?【確認・まとめ・提出】10分 「ゴールシート」で確認後、80~100字でまとめて提出 ポイントはやはり「ユーラシアの一体化」をもたらしたこと。 「陸路と海路を利用したこと」あるいは「交通網の整備」に触れ、 東西交流(特に中国側からの文物)の具体例を出せばいいだろう。〇解答例(あくまでも「例」) モンゴル帝国は陸路では駅伝制、海路では港市を整備したため交易が盛んになり、中国からは火薬・絵画・陶磁器などがアラビア方面に、西方からは景教やイスラーム教、暦などが伝わり、ユーラシアを一体化させた。(98字) ではみなさん、来年度までサヨウナラ! 定期考査Ⅳ、がんばってください!