カテゴリ:ひつじ
ハンガリーで羊飼いを募集しているという話を聞きました。
フン族がいたことから国名の語源にもなった「ハンガリー」は、古来西からも東からもいろんな民族がやってきては支配し、東西の混血が大きな地域だと言われています。 いろんな文化が衝突したからなのでしょうか、ビボー・イシュトヴァーンのような哲学者を生む一方で世界でも有数の自殺率を誇るという負の面もあります。 「プスタ」と呼ばれる平原では、昔から100万頭以上羊を放牧しており、もはや伝統産業と言ってもいいような感じなのですが、有能な羊飼いが不足しています。ルーマニアから羊飼い志望者を輸入しているものの、それでも足りないそうです。 そのため、広く「羊飼いのなり手」を募集しているそうです。 ただし、条件が3つあるそうです。 ・羊飼いとして生活する志があること(これは当然でしょうね) ・会計学の知識があること ・EU法に詳しいこと 会計学(あるいは簿記)の知識が必要なのは、経営を考える上で、羊飼いとしての収支を自分で計算しなくてはならないため。 一方、EU法に詳しくならなければいけないのは、ユーロに加盟しているハンガリーがEUからの補助金をなるべくたくさん貰うため、という理由からだそうです。 ただ羊が好きな雅にとっては、遠い道のりです…。 簿記はいつも悪戦苦闘だし、EU法も最近の判例などを見ているけれど、非常に各国法との兼ね合いなどが難しいし、何せ英語がブロークンだからです(汗) そういえば、ハンガリーはヨーロッパでも有数の温泉大国。 温泉好きの雅としては、いちど行って見たい地域ではあるけれど、羊飼いとして定住するには難しそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|