カテゴリ:健康~こころとからだ
クレーマーもそうだが、「しつこさ」ってものすごい能力だと思う。
相手の感情を読まず(あるいは予想して相手を打ちのめすために)、時間やリソース(資源)の多くを割いて、自分の利(と理)に寄せていくわけであって。自分がどう思われようと、目的達成のためには手段を択ばないわけであって。 こういう人間とはあんまりかかわりたくないと常日頃から思っている。ただ、コツとしては「かかわりたくない」と意識して身構えているとなぜか身構えて寄ってきてしまうので、なるべくそういうことが浮かんだら意識の中にはおかないようにしている。 それでも「あ!これは」と感じることはある。先日発表された眞子さまの婚約内定者・小室圭さんの「A428枚文書」がそうだった。いやー、実にしつこく、プライドの高い人だなと思う。頭下げて実利をとるという大人の振る舞いができない感じ。恐れ入った。 法曹には向くかもしれないが、実業家で失敗するタイプだな、と感じる。 好きという感情は、当人同士にしかわからないものだし(いや、当人すら勘違いしてわかっていないかもしれないが)、結局はほおっておくしかないのである。引き合いに出すのもアレだが、私も阪神タイガースの試合を一目見て、ほれて、ほれて、ほれて、現在に至る。悠久の年月が流れている。「どうしてこんなの好きになったんだろう」と思っても離れられない。まさに道鏡に会った気分である。身分から言うと不敬だが、孝謙天皇の気持ちがよくわかるんである。 ただ、現在の皇室というのは、物腰柔らかで、ちょっと賢すぎるイメージがある。そのほうが日本国としても皇室という組織としても「安泰」なのだろうが、やんごとなき所作を維持している皇室ご一家は、国民の象徴を体現しているいうよりも、国民の実態と乖離してしまっている気がする。 コロナ禍を見ても自粛警察が跋扈し、お互いに足を引っ張りあって監視しあう、江戸時代の5人組だったり、ムラ社会特有の規範の悪い面がものすごく噴出している。 誰かが見ていなければ出し抜いて「自分さえ」という振る舞いも見かける。 となると、少しぐらい皇室に(良くも悪くも)違う風穴があいてもいいのかな、と思う。そういう意味で、しつこく、「空気読まずに自分の正義を貫き通す」ように見える小室さんは、皇室メンバーとしてはむしろ適格者なんじゃないかと思う。 ほら、鉄面皮で通すとか、政治には必要なことであって、皇室も一種のまつりごとの組織であるから、こういう人がいたらいたで、あとあと何かのイノベーションが起こるのかもしれないなと思ったりするのである。 法律上は眞子さまはご結婚されれば「降嫁」となるので、正式な皇室メンバーでもなく、準皇室的な位置づけになるわけで。そういうポジションに小室さんのような人がいるのも、皇室に緊張感を与えるというか、変化を起こす触媒になる。これは悪いことだけ起こるわけではないように思う。 個人的な感情の好き嫌いはあるにせよ、結婚するのは眞子さまだし、もう30歳になる女性がこれだけ自分の気持ちに素直で、貫くことを選択したのだから、黙認してもいいのかな、と思い始めている。 さじを投げた、というわけではないのですが、「しつこさに負けた」という感じかな。 この根性だけは、見習いたい。エネルギーがないと「しつこく」はできない。私も老いたなーと思う今日この頃である。すごいよ小室さん。 <お酒メモ> 4月12日月曜日 SILENI ホークスベイ ピノノワール 赤 ハーフボトル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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