カテゴリ:その他
なじみの呑み屋に行った。自粛が終わったというのに店内は閑古鳥が鳴く、という言葉がふさわしい状態。
アンバーのライトアップで構成された暗い店内の中で、カウンター席ではなく珍しくテーブルに座る。 しばらくぼーっとしていると知り合いの女性が「あ、雅さんじゃないの?お久しぶりです。〇〇です」とあいさつしてきて、正面の席に座ってこちらにまくしたてて話し始めた。 確かに顔を覚えているのだが、何処で会ったのか、珍しくうまく思い出せない。この店で会ったわけではないし、どうして私がこの店の常連だと知っているのだろう?などといくつか不可解なことがあった。 うん、うんと相手の話に相槌を打っていると、女性が急に横を向いて手を振る。「あーやっと来た!雅さん紹介しますね。彼、誰だかわかります?」と質問される。 その男性は赤いキャップを深くかぶっていて、服装は全体的に黒っぽい。暗がりの中で顔はよく見えないのだが、とても大柄の青年。「はじめまして」とはにかんで、どこかで見た顔だなと考えることしばし。 「一緒にご飯、食べましょうよ」と女性がいざなって、1時間くらい3人で話してようやく誰だか気づいた。 大谷翔平くんだった。 ということで、ここで「んなわけない。夢だ」と気づけばいいのだが、気づかない私。思えば「ありえない人とありえない場所で会う」は結構な数やってきたものだから、寝ている私は夢にすっかり騙されていたのである。夢の中で「ちょっとすみません。席外してトイレ行ってきますね」とあいさつしたりとか「追加オーダーしますけど、何がいいですか?」と気遣ったり、彼女が離席しているときに「ここだけの話」を質問してみたり…いや、本当に自分の振る舞いもいつも通りなんである。 座が温まって、1時間半が経過したところで、他の客もお店に入ってきたりして…なんかリアルなんである。赤いキャップはエンゼルスの色そのもので、そのちぐはぐな帽子の色で「あ!これはフェイクだ」と気づけばいいのに。あれが唯一のヒントだったのである。 じゃぁ、また、と挨拶して店を出ようとしたところで目が覚めた。 ようやく起きてスマホを開くと大谷翔平くんが都内のタワマンに滞在しているとか、その他ニュースがいろいろあったのだけれど、「基本、ジムと家の往復で、食事は自宅」と書かれていて「だよな~」と苦笑した。ただ、話した内容は妙にリアルに覚えていて、これを書いている今も覚えている。 そういえば大谷翔平くんは、寝ている時も試合の練習をしたりエラーする夢を見ていて、起きてからその夢のシーンを思い出して、現実のプレーに活かすのだそうだ。 やっていることは違うが、私はお酒を呑みながらの接待や仕事をすることがあり、その時の所作にまつわる演習を夢でやっているのかなーと後で考えてみたのだった。 それにしても夢の中でもよく呑んでいた…( ゚Д゚) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年12月01日 13時53分23秒
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