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今週は久しぶりに外で飲み食いする機会が多い。
驚いたのはHUBのフードメニューが驚くべき値上げをしたこと。フィッシュアンドチップスが1200円になっていた。前は700円台だったのに。ちょっとフィッシュが大きくなったが、これは大幅値上げに対する消費者への抵抗感を和らげる狙いであって、また原価が上がれば、今度はこのフィッシュのサイズが少しずつ小さくなっていくのだろう。 銀座の「羊屋」と呼んでいる通い続けている店もずいぶん値段が上がった。 2008年の9月のリーマン・ショックが起きた翌月の10月、日経平均は1日に1000円以上の下落を見せた日が3回あったのだが、下げるたびに「今日こそが底」と言って、半分はゲン担ぎ、半分はやけくそ気分で羊屋で一番高いワインを抜き、普段は食べない肉を食べた。そのときの1人当たりの単価が6000円くらいだったと思う。いまは1回行くと1万円くらいだから6割アップである。 だけれど、私の給料はあの時代から6割アップしたかといえば、していない。額面ベースで横ばいというよりむしろ下がっているし、そこに子供税、森林税、社会保険料の料率アップ、消費税増税分……考えると手取りは減っている。外食がずいぶんぜいたく品になった。 リーマン・ショックが起こったとき、世の中は「終わった」とか言っていたけど、あの頃のほうが豊かだったなぁ。昨今、世の中はのんびりとデスマーチを続け、キレている人が少ないことに気づいた。 少子化対策、福祉のための増税。もうたくさんだ。「平等」にみんな貧乏になった。 「こども支援」の元に、歪んだ傾斜配分をして、産んでいる人とそうでない人に差をつけて国民を痛めつけるのは止めてほしい。人手がないなかで、子育て世帯のみに休みやお金を配分していくと、働く場所の中でも分断が生じる。 歪んだ配分の最中にかかる委託コストも無駄だ。「とるのを減らして、みんなに使ってもらう」を考えていかないと、日本の社会は詰んでしまうと思う。いや、もう詰んでるかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月29日 15時18分16秒
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