104019 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ちゃらんぽらニストのチラ裏ブログ

ちゃらんぽらニストのチラ裏ブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12

カレンダー

ニューストピックス

2013.04.26
XML
カテゴリ:音楽

内部の補修(&お遊び)を終え、背板を接着しました残るは外側です。

ボディー全体に軽くペーパーを当てて表面を整えます。

DSCN2532.JPG DSCN2534.JPG

裏側は接着部を念入りに。角はわざと丸くしました。

DSCN2544.JPG

↑は綺麗に貼れた所。背板を剥がす時に傷めた箇所↓は

DSCN2546.JPG

隙間が空いたので埋めています

 

トップの角に欠けがあります。ささくれを整え木を貼ると綺麗に

仕上がりますが

DSCN2547.JPG

面倒なのでいつものパテで埋めちゃいます。

多少色が違いますが、気にしない。

 

DSCN2542.JPG

サウンドホールの欠損部もちょっと明るくなっちゃいましたが

あちこちに傷みがある事ですし、もうこれで良しとします。

 

フレットをスチールウールで磨きます。くすみが取れてとっても綺麗に。

DSCN2537.JPG

残るはヘッドですが・・・ここをどうするかでずっと悩んでました。

ボディーの色落としをした段階で色は付けずに塗る事を決めて

いたんですが、ここにはロゴマークがあります。出来ればそのまま

残したいですが、はたしてそううまくいくかどうか。

ダメ元で文字部をマスキングし剥離剤を塗ってみました

DSCN2530.JPG

・・・が、見事に失敗しました。諦めて全部落とします。

更にもう一つ問題が。

ペグが1つ足りないので新しい物を付けなければいけないの

ですが、ヘッドの穴が異様に小さいのです。

通常のペグはブッシュ(ポストとヘッドの間にかませる丸い部品)を

ヘッドの穴に打ち込んで固定する構造なのですが、オリジナルペグは

ただのワッシャ―す。

DSCN3331.JPG

全然違っています。

その為ヘッド穴径≒ポスト径で穴が狭く、加工しないと新しいペグを

取付けできません。

慌ててリーマーを買いに行き、穴を広げました。

 

これで加工は全て終わりました、残るは塗装のみです。

前述の通り、色は付けずにクリア塗装のみとしました。グロスにすると

傷が目立つのでフラット仕上げにします。

 

弦を張って完成。

DSCN3277.JPGDSCN3278.JPG

修理前は濃いブラウンだったので、印象ががらっと変わりました。

DSCN3279.JPG

トップは古びた感じが程よく残っています。

DSCN3280.JPG

サイドはメイプルの杢目が鮮やか。

DSCN3282.JPG

背板。こちらは杢というよりムラといった感じ。

サウンドホールの欠け部分は塗装したら

DSCN3291.JPG

色が濃くなってあまり目立たなくなりました。


ヘッドにはタトゥーシールで作ったロゴを貼り付けました。

DSCN3283.JPG

タトゥーシールは印刷面側が接着面になっている為、文字を

反転させて印刷しなければいけません。うっかり反転指定を

忘れてプリントしてしまう事もしばしば。

また、シールが非常に薄いので貼り付ける時に力を入れ過ぎると

うにょ~んと伸びてしまいます。

DSCN3289.JPG

やってしまいました。まっすぐ貼れずにあちこち歪んでいます。

でもやり直しは簡単にできるので、とりあえずはこれでよしとします。

 

そしてペグ。以前ギアペグに替えたAla Moana UK-160Pの物を

取り付けました。

しかしここでまたも問題が。

ヘッドが今時のウクレレより薄く、ネジを限界まで締め込んでもペグが

固定されません。

これはまずい、と急きょ

DSCN3284.JPG

手持ちの六角ナットを間に挟みました。

これがまた偶然サイズがピッタリで、ヘッドへの固定はもちろん留め具の

凹みにもぴったりはまって動きません。

DSCN3285.JPG

更にワッシャ―の役目もしてくれて微調整がし易くなりました・・・

怪我の功名とはまさにこの事。


では音を鳴らしてみましょう。なにせ手に入れた時はボロボロだった

ので、ちゃんと音を出すのは今回が初めてだったりします。

どれどれ・・・おお!?

小柄なボディーに似合わない大きな音で鳴ってくれます。 全身が

振動して音を増幅している感じです。

音質はスプルース+メイプルという材のせいか、ギターっぽいカラッと

した感じです。

作られてから50年以上経っている点も少なからず音に影響を与えて

いる事でしょう。

 

 

さて。

無事に修理も終わり、いつもならここで記事はめでたくおしまい

なのですが・・・

実は古レレスキーにとってはちょっとした発見がありました。

次回はそれをご紹介。

 

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.03.25 20:20:38
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.