カテゴリ:音楽
それではいつものように開封の儀に入ります。 内部から水を付けた筆で裏板の縁をなぞり、しばらく時間を置いて 表から濡れタオルをかぶせアイロンでジュッ。 剥がれた所へカッターや金属ヘラを挿し込み、板を割らないよう じわじわと拡げていき・・・
外れました。ライニングが平棒のタイプは接着面も小さく、自身の 強度もあるので外し易いです。
中を見て・・・思わず顔をしかめました。 表板の接着が非常に汚いです。 ブレーシングには接着力強化のつもりか
ニカワを垂らしてあります。塗ってるのではありません、「垂らして」ます。 よく見ると他の接着も押し付けただけで、はみ出しを除去していません。
あちこちで糸を引いています。中には次に移る葉を探すアオムシの ように天を仰いでいるものまで・・・なんともはや。 サウンドホール周りも 接着?に使ったようなタールのような物がてんこ盛りに こびりついています。 雑な作業もここまでくると呆れを通り越して笑えてしまいます。 なまじ表が綺麗で凝っているだけに激しくギャップを感じます。
ネックブロック。ここもニカワが大サービスされています。 センターが大きくずれています。まあこれは外見に影響なければ あまり気になるものではありません。 接着面にはなぜか 赤い塗料が。 不良品のエレキをバラして再利用でもしたのでしょうか?
非常に投げやりな接着痕をひとしきり笑い堪能しましたので、 余計なニカワ等の除去に移ります。
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最終更新日
2016.03.25 21:11:01
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