カテゴリ:音楽
以前からちょっと気になっていたウクレレが手に入りました。
信濃楽器の古レレです。 ボディーはマホガニーのオール合板、バインディングどころか ロゼッタすら無い非常にシンプルなデザイン。
ヘッドには「ARS」のマーク。一体どう言う意味があるんでしょうか? クラウンの曲線が控え目な以外はオーソドックスなヘッドです。 2弦ペグの斜め上に打痕がありますが、他に目立った傷はありませんでした。
このウクレレ、前述の通りボディーは合板製で飾りもほとんどありませんが、 造りは非常に丁寧です。 ネックエンドはとても綺麗な曲線を描いています、まさにヒールという 名称がふさわしい形状です。
指板はローズウッド。綺麗な木目です。 ネック幅が広めで、弦落ちし難いよう配慮されています。 更に エッジが斜めに削られており、手触りがとても良いです。エンドまで きっちり面取りされています。
ポジションマークはパーロイドではなく本物の貝が埋め込まれています。 ナットは・・・ボーンのような、樹脂のような。 ブリッジもローズウッド。サドルはナットと同じ材料のようです。 竪琴マークのラベル。花模様の色ずれがレトロっぽいです。 サウンドホールの内側には黒のパーフリング。 右上に「S_4」の型番。 ブレーシングはボディーのくびれ部あたりに表裏1本ずつ。 合板のせいか、シンプルな構造です。
ざっと全体を見ましたが汚れがひどいだけで大きな傷みもなく、 クリーニングで十分使えそうです。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.03.25 22:01:51
コメント(0) | コメントを書く |