カテゴリ:音楽
今回の品は楽器メーカーの物ではありません。 『ビデオはビクター♪』 なんてCMが昔ありましたが。 ウクレレブーム華やかなりし頃、音響に関わる会社がそれに あやからないはずもなく。 はい、かの有名なビクター社のウクレレです。といっても自社生産ではなく、以前紹介した信濃楽器のOEMだ そうです(ネット調べ)。 それにしては共通点が全然ありません、全く別物に仕上がっています。
ボディーは
アコギを意識したようなドレッドノートシェイプです。サンバーストと いうのもギターっぽいですね。 トップがスブルース、サイド&バックはよく分かりませんがメイプルっ ぽいです。
トップにバインディング。経年劣化で縮んでいます。 その内側にあるラインはペイントです。
ロゼッタはペイントですが、白黒交互に5重に塗られています。 凝ってますね。 残念ながらラベルは剥がされてました・・・う~んもったいない。
ブレーシングにシリアル発見。
ネックヒールは直線的で、明らかにARSとは違っています。 指板横の斜めカットも無し。
今回入手した物は少々状態が悪く、5フレット以外のポジションマークが 取れてなくなっちゃってます。
・・・あれ?
なんとっ! 5フレットが欠損!! マークの欠損には気付いていましたが、こちらは画像では 判断できず。 届いてびっくり・・・なパターン。 他にも破損があります。
バックがぱっくりと開いています。 これは接着して塗装すれば簡単に直るのであまり気になりません。
ブリッジも右に向かって浮いています。
まあオークションではこんな事もありますよ、という事で(苦笑)。
特徴的なヘッド。 縦長でサイドが絞られたデザイン。ペグも上下の間隔が広いです。 このヘッドを見るとエヴァ弐号機を思い出しちゃうんですよね。 なんでだろ・・・
色々と残念な所もありましたが、それらを相殺して余りあるのが これ! 長年ビクターのシンボルマークとして使われていた 『His Master's Voice』の絵! このシールがほとんど傷みもなく残っていたのがとても 嬉しかったです。 やっぱこれがないとビクターっぽくないですね。 とっても感動的なエピソードのある絵なのに(詳細を知りたい 方ははググって下さいね)なんでやめちゃったんだろ・・・ もったいない。
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最終更新日
2016.03.26 10:01:05
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