カテゴリ:音楽
その鳴りの素晴らしさで私を虜にし、着実に勢力を拡大しつつある ヤマハの古レレ。 とうとう4本目が加わり、当ブログでの紹介本数がLUNAと並びました。 今回我が家を侵略に来たのはこちら、
No.60Aです。赤い!
裏も赤い!
横も赤い! 全身まっかっか。 お父さんが作ったお弁当系の色が多いヤマハ古レレの中でひときわ 異彩を放っています。 例のデータベース(現在改装中で閲覧できません)によりますと1963年 3月に製造開始、 販売終了年は不明。 定価は1,200円。ボディー材はタンギール、それ以外は不明となっています。 ちなみにナンバー60シリーズには少なくともA・B・Cの3種があります (Bはデータベースに載っていませんが、以前オークションで見かけ ました)。
では各部をアップで見てみましょう。
ロゼッタはNo.80・90と同じく白黒5重構造。
おなじみのトリコロールラベル。比較的綺麗ですが、裂けています。
ヘッド。
多少擦れや小さな凹みはありますが、かなり状態は良いです。ロゴも無傷。 お約束の木ペグですが、噛み合わせが良く今時の安物ペグよりよほど チューニングしやすいです。
フレットはブラス製で13フレット、ポジションマークはパーロイド。 上位機種のNo.80はホワイトでしたね。ボディーカラーといい、お洒落重視?
激しく巨大なネックヒール。 No.80・90もいいかげん大きいですがこちらはそれらの1.5倍はあります。
ブリッジ。 No.80や90のような後部の丸みはなく、角ばっています。 そして例によって分厚いです。
では破損チェックを。 50年近く前に作られたにしてはなかなか状態の良い個体ですが、 全くの無傷ではありませんでした。
バックにクラック。 画面上部のはっきり写っているものの他に1ヶ所亀裂があります。 ラベルが裂けていたのもそれが原因でした。
ブリッジにも
角の欠けが1箇所。
弾いてみた所音のビビりもなくそのままでも使用に耐えますが、 割れている物をそのままにしておくのは気分がよくありません。 汚れ落としも兼ねていつものように修理してあげましょう。
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最終更新日
2016.03.26 13:20:27
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