カテゴリ:元気の出る言葉
人口減に悩む神話の国島根県が、今新しい幕開けを迎えようとしている。世界遺産に登録された石見銀山、新しい政治の流れ、いろいろな特産物の復活ブランド化等と当分目が離せない。かつては静岡のわさびと並び称されていた、島根の匹見ワサビが、復活の狼煙を挙げた。
匹見町の広高山で、整備を進めていた10ヘクタールのワサビ田畑団地が完成し増産を図る。19世紀に沢や沢の斜面を利用してわさび栽培が始まった。最盛期の昭和初期には作付面積が150ヘクタールで、300トンの生産を誇っていたが、高齢化や度重なる水害、森林伐採による水質劣化などにより、15ヘクタール、80トンまで激減している。 わさび団地の完成と並行して、「わさびカレッジひきみ」を開校して、新規就農者を増やし、匹見ブランドの復活を図る。しばらくすると、関西の店先で、辛味の後にほんのりした甘さとさわやかな風味の残る匹見わさびを見かけることになろう。特に広島の小イワシの刺身と相性は絶品といえる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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