カテゴリ:元気の出る言葉
今朝の日経新聞一面の特集「都市と地方」で、門外不出の天竜木材の輸出が始まった話・海外からの長期滞在を狙った設備投資とPRで冬季観光客の誘致の話・微細加工技術を生かした「卓上の工場(デスクトップファクトリー)」にスイス企業も関心を示した話と、各地域のジリ貧脱出を海外に打って出ることで解消しようとするたくましさが紙面を賑わしている。うれしい話だ。
多くの地方で、設備・雇用・債務の調整問題という3つの過剰を抱えながら、労働集約型製品や汎用品しか作れない企業、生産性の低いサービス企業が、いまだ淘汰の荒波にもまれている。その中でしたたかに次の戦略を打ち出す地方自治や企業には勇気づけられる人が多いだろう。 衰退産業のひとつといわれる林業から中国市場への輸出チャレンジ、冬季観光客誘致にロンドンスポーツ見本市に出展、共同技術開拓や欧州市場開拓のためスイスに使節団を派遣と力強い動きは、日本の地域の明るい将来を予感させる。ヒトモノカネが自由に行きかうグローバル化に、まず真剣に向き合う覚悟を決めることが、地域自立のキーワードだろう。言葉としてでなく、腹の底に落とし込む必要があると自戒を込めさせられた早朝だ。 <追記> 弊社の顧客である諏訪の精密機器メーカーの平出社長が、スイス派遣団の団長だったが、前向きで真摯なモノ作りの姿勢にはいつ感心させられる。面談のたびに新しい発見もある。 保険仲立人への理解も人一倍で、早くから活用してもらっている。その他、東洋のスイスと呼ばれる諏訪には、進取性とモノづくりの大きなエネルギーとグローバル感性を持ち、すばらしい技術開発と海外進出で成功している得意先もある。日本の近未来のモノづくりのモデルのひとつであることだけは確かである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.31 14:51:53
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