カテゴリ:元気の出る言葉
年初から株価は下落、原油価格や農産物価格は高騰と、波乱含みのスタートとなったが、京都企業や名古屋企業の好調さが明るい期待を持たせてくれる。
京都市は好調な企業に支えられ、法人市民税の大幅な増収が続いている。伝統産業である西陣等の減速を、オンリーワンの企業群が補った上に牽引している姿は、日本の明るい未来を予感させてくれる。おまけに37の大学・短大があり、新産業・新技術・新製品の大きなゆりかごを擁している。市当局もベンチャー企業目利き委員会を設け、技術・アイデア・競争力・信頼性・成長率・実現可能性を審査し、認定した企業に融資・補助金等でバックアップする体制を採っている。 先進企業が伸びてきたのは、中小業者の伝統技術の集積がそのベースにある。伝統が革新を生み、革新の中に伝統が生きる。伝統と革新が融合して、初めて1つのブランドになる。任天堂、京セラ、オムロン、ワコール、島津製作所、日本電産、ローム、村田機械等、京都ブランドは世界を目指す。つぎの新しい企業群が控えている。全国の小京都を名乗っている町は伝統だけでなく、伝統と最新技術を融合させる京都の発展性を見習う必要がある。 一方の名古屋は、東西の長所を吸収し真似するが、一工夫を加え、改善と創意工夫に努めてきた。立地に優れ、中央の情報収集が上手で、大勢を読み誤らずに行動する。勤勉で、貯蓄をし、ここという時にはしっかり使う計画的・合理的な消費行動をとる。信長・秀吉・家康を輩出した進取性と組織力と安定性に富み、現在でも起業のチャンスや強靱な企業を生み育てる風土を持っている。モノづくり王国健在なりである。名古屋の企業は安定志向であり、本業を重視するが、多角化にも努力し、主力商品・主力事業を時代とともに変化させている。オークマ、ヤマハ、トヨタ、ガリバー、INAX、壱番屋、ミツカン、盛田など元気な企業が多い。 わが大阪も大阪らしい活気が蘇りつつあり、期待できる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.07 18:25:41
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