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伊東良徳のとき・どき★かるちゃ~

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2010年01月09日
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カテゴリ:映画
 6歳の息子を殺害して15年間服役して出所した女性が妹夫婦の元で再出発を図る姿を描いた映画「ずっとあなたを愛してる」を見てきました。
 封切り3週目土曜日午前中、東京では銀座テアトルシネマ1館だけ(全国でも2館)の上映ということもあるでしょうけど土曜午前中で8割くらいの入り。もっと多くの映画館で上映して欲しい映画だと思います。

 6歳の息子を殺害して15年間刑務所に服役して出所したジュリエット(クリスティン・スコット・トーマス)は、年の離れた妹レア(エルザ・ジルベルスタイン)の家に迎えられ、再スタートを図ります。レアは憧れ慕っていた姉が服役し父親から姉はいなかったものと思うように言われ続け、周囲にも姉の存在を語らず連絡もせずにいましたが、実は日記に姉の名前と会えなくなってからの日数を綴り続けるなど姉を忘れられず、出所を控えて福祉事務所から連絡があると姉を面会に訪れ、姉を自宅に迎え入れます。当初は、ジュリエット自身も自分が希望して連絡したんじゃないとレアと距離を置き、レアの夫リュック(セルジュ・アザナヴィシウス)は露骨に迷惑がり、またジュリエットの再就職も面接に行った工場で聞かれるままに息子を殺害したことを話すや就職を拒否されるなど、うまく行かない日々が続きます。しかし、レアはジュリエットを慕い夫を説得し続け、レアの養子プチ・リスがジュリエットになついて、ジュリエットの担当の警察官フォレ(フレデリック・ピエロ)やレアの同僚のミッシェル(ロラン・グレヴィル)がジュリエットを支え、次第にジュリエットの心を開いていき・・・というお話。

 映画としては、不本意にも息子を殺害し、捜査でも裁判でも完全黙秘して自分に有利なことも1つも言わずに、夫にも離婚されて裁判で不利な証言をされ、孤独に15年の服役をし、心に傷を負ったジュリエットが、再生していく物語と構成されています。
 ただその面では、ジュリエットは元医師で、妹と周囲の者たちが暖かく迎え入れてくれ、結果的に再就職もうまく行き、映画の結論としては犯罪についてもジュリエットの罪状には同情すべき点がありと、かなり例外的な恵まれたケースと見ざるを得ません。おそらくフランスでも、出所した受刑者がこれだけ恵まれた環境で再スタートを切ることは例外的だろうと思います。ましてや昨今の犯罪者に徹底的に厳しく冷淡な日本社会(意外にマスコミ以外は冷静な場面もあるかもしれませんが)では、ほとんど考えられない非現実的なケースと思えてしまいます。

 私は、この映画をレアの視点から見続けてしまいました。父親の厳命で連絡を取らず姉を見放した格好になる後ろめたさもあってでしょうが、殺人犯の姉を迎え入れるレアの姉への信頼と思慕の情が、台詞以上にそれを表現し続けるエルザ・ジルベルスタインの澄んだやや憂わしげに不安げに潤んだ瞳が、とても切ない。ともすれば感情的になりがちな場面でも決してジュリエットを責めず、姉の心をほぐし支えようとし続けるレアの姿勢には打たれます。
 不妊ではないのに子どもを作らずに、2人の孤児を養子に迎えて育てるレアは、ジュリエットから子どもを作らないのは自分のせいかと聞かれて答えることができませんが、しかし、殺人犯の姉をも慕い支え続けるレアの姿勢は、大学の教員として働きながら異人種の孤児を養子に迎えて心を込めて育てているレアの生き方、人間としての資質があってこそと言えるでしょう。
 カフェでナンパしてきた男とホテルに行ったことを打ち明けたジュリエットに対して、自分自身は不貞などしそうもないレアが、全く批判することなくほほえみます。その嫌みのない笑顔にも打たれました。
 私は、むしろ、レアの生き様、態度に感動し惚れてしまいました。

 制作者の注文通りにジュリエットサイドで見るにしても、私のようにレアサイドで見るにしても、2人の女優の好演で、しみじみとじんわりと感動できる映画に仕上がっていると思います。





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最終更新日  2010年01月09日 17時55分17秒
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