3926559 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

イマ解きの眼

イマ解きの眼

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2023年01月01日
XML
カテゴリ:20世紀人間
 紀元2000年の所謂ミレニアムからおよそ四半世紀を経る年を迎えた。 性善説によれば、人間は年々賢くなり平和が増進されるはずであるが現状はそれに逆向しているようだ。 その原因は何かと言うことは明白だのにそれを改め平和を希求するための世界組織を再構築すべきなのに一時の感情と安易な思考で構築した国際連合(国連)はその機能を不全となっている。 実態が第二次世界大戦の戦勝国連合だから、その座のウマミを充分に堪能しており、世界での優位を保持することで得られるものを手放したくないのが原因である。 敗戦国の苦悩を知ることをよしとするはずもない。 肉食を主食とする民族の思考は極端に過ぎるが殺す文化であり、米食を主食とする民族の思考は活かす文化であると説かれることがある。 もちろん欧州連合のように平和を築くために構成されたものがあり、一概に前者であると言い切れないが白人のそれは殺す文化が多い。 土地の恵みを得るのに最低数ヶ月を要する農耕文化で生きる民族は共済なり共同を思考の基礎に置かねばならいから平和を希求する方が得策と思料するから活かす文化となる。 自然の生業に依拠することはそれに恭順することで生命が保てることを使命とする思考が基礎になる。
 米食は水を沸かしそれに投入することで短時間で食することができるが同じ穀物である麦は一手間かけて加工する必要がある。 麦飯という選択もあるが大抵はパンにする。  その副食が”肉”なのである。 麦は一般的に水量の豊富でない土地で採れると言う概念が一般的である。 その昔黄金の三角地帯と呼ばれた近東のチグリスとユーフラテスの川に挟まれたところは実はそんなに豊富に麦が採れたところではないと言われている。
 その場所で生まれた宗教は拝火教と回教である。 後者は世界宗教として存在している。
 その昔片手にコーラン、もう一方に剣をもってその地域を支配するという思考で覇権を確立した。 彼らも肌の色から見れば白人である。 ただ教義から豚肉は食えない。 他の肉食は否定されない。 翻って水量の多い森林大国の日本ではそれほど大きくない平野は別にして、米作のため山の斜面に棚田を設定し、沢からの湧き水を管理するために人々は協働する。 そのためには和が必要であるから争いを継続し続けることはできないから知恵を働かせて、共存の途をさぐる。 このことから武張った階級は支配者となるがそれ以外の百姓と呼ばれる階層は被支配となり、搾取されるが生存権はかろうじて確保される。 支配者の論理は生産に従事する人を”殺さず、富まさない”である。 一般的には”生かさず、殺さず”であるが実態は上の様である。 為政者はこれを幼少期から儒教という政治的哲学を学ぶことで会得してゆく。
 違う方向へ話がそれてしまったがいまの国連(UN)を改組し、元凶となっている安全保障理事会の5カ国の拒否権を否定することから始めることが重要であると思う。誰しもが考えるのだが現状では困難な状況である。 さすればと言うと別の組織を構築することでいまの安保理事会を有名無実化できる。 それしか方法がないと思料する。
 50年以前に商店街に横断幕があり、その字句はと言うと”命は地球より重い”とあった。 そう思った人が日本に居たと言うことである。 その時代に戻らないか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年01月01日 01時51分22秒
コメント(0) | コメントを書く
[20世紀人間] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.