テーマ:原発を考える(30)
カテゴリ:原発
スタジオジブリの屋上に―【スタジオジブリは原発抜きの電気で映画を作りたい】―という横断幕が掲げられた。
原発事故後の世界を思わせるかのような短編アニメ映画というのはこちら― YouTubeのものは削除されていたので、この方のものを勝手に拝借しました。 CHAGE and ASUKAのコンサートでのオープニングでアニメーションを流したいという要請に応えて、ジブリが制作したもの。 宮崎曰く、「タイトルや歌詞をあえて曲解し悪意に満ちた映画に仕立てた」作品。 地表が放射能で汚染され、病気が蔓延し、人類が地下に住むようになった世紀末後の未来の都市が舞台ということで、『風の谷のナウシカ』同様、放射能汚染に対する危惧が根底に存在する。 ちなみに『On Your Mark』とは、陸上競技で使う、「位置についてー」の意味。 宮崎は他にこんなメッセージも出している。 宮崎駿「自然エネルギー法案をぜひ通してください。辞めようが辞めまいがとにかく言いたいことどんどんやって、どんどん国民に訴えてください。福島県は全県避難しなければ 三ヶ月前、震災後の対応のあまりの拙さから、菅首相の批難文を書いていた。 ただ、人を批難するだけのものはこのコラムに相応しくないと思い、アップはしなかった。 それが、浜岡原発停止を決断し(アメリカからの圧力だったと青山繁晴にばらされたが)、自然エネルギーへの転換を打ち出したことにより、菅首相の評価が変わり始めた。 首相就任当初、菅直人の人物を尋ねられて、元民主党副代表鳩山邦夫議員秘書であったジャーナリスト上杉隆が、「彼はバルカン政治家です」と速答していたが、まさに機を見て敏、みごとな変わり身を見せた。 日本のエネルギーを50%原子力にする方針を、半年前に発表したその人だったからだ。 巷間言われているように、延命のための戦略であるとは思うが、白い猫だろうと黒い猫だろうと、ネズミを獲ってくれるのならここはかまわないのである。 脱原発を訴える者にとっては、宮崎駿の意見にまったく賛成である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月10日 16時09分43秒
コメント(0) | コメントを書く
[原発] カテゴリの最新記事
|
|