テーマ:原発を考える(30)
カテゴリ:原発
「放射能汚染」について、とてもわかりやすく解説したサイトです。 解説の声が聞きづらく、文字のほうがわかりやすいので、画面右下の四つの矢印をクリックすると大きくなります。 でも、画像が悪くなるので、こちらから見たほうがいいかも。
作成者は「ゆうきち」さんとだけしかわかりませんが、とてもわかりやすい、整理されたものになっています。 ポイントは、放射線は日常どこにでもあるのだが、これを放射性物質などで大量に被曝すると、細胞の中の染色体に異常を起こし、ガンを発症する。 被曝は蓄積されるので、一回の量が少なくても、それが続けば慢性被曝症となる。 ロールプレイングゲームを引用し、敵の攻撃のダメージでHPが減っていくという比喩はなるほど納得。 ドラゴンクエストでロトが毒沼を歩いて、じわじわHPが減っていく、あるいは毒攻撃を受けて画面をちらちらさせながら、いつのまにか戦闘不能になるあれである。 毒消し草を持つか、キアリーの呪文を覚えるか、賢者の石があればいいのだが…。 体内に取り込まれた放射性物質は、直接細胞に影響を与える。 大気汚染や食物連鎖による内部被曝が今後注意しなくてはいけないことになる。 少なくとも、子どもと妊婦は一刻も早く避難することが先決であった。 今回の日本政府の方針は、チェルノブイリ事故の旧ソ連よりも酷かった。 まだ事故は継続しているので過去形では書けない。 新たに発表される事態は、解決に向かっているように思えない。 広島に原爆の災禍が落とされ、66年が過ぎた。 核廃絶を訴えてきたはずの日本で、核汚染事故が起きてしまった。 放射能汚染量は、広島原爆の20倍だそうである。 20発の原爆が福島に落ち、いまなお汚染を続けている。 “人類史上最大”の公害事故が目の前で進行している。 昨日、親戚の結婚式で、福島の方と話す機会があった。 情報が錯綜していて、何がなんだかわからないと嘆いていた。 不安を煽ることも言えないし、ただ頑張ってくださいとしか声をかけられなかったが、もっと酷い目に遭った人が大勢いますからと語っていた。 自分よりもっと不幸な人を見て、自分の不幸を薄めるしかない。 いつかは落ち着くこともあろうが、今現在は先が見えない。 何の落ち度もない多くの善人に、思いもかけぬ災禍が降りかかっている。 いずれこれが日本中に広がることになる。 不幸をみんなで分かちあう覚悟をしなければならない。
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最終更新日
2015年08月08日 09時29分57秒
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