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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2014年03月18日
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カテゴリ:原発

映像の中で紹介されている「オンカロ」については、3年前に書きました。

http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201108260000/

この時の映像はフィンランド映画の『10万年後の安全』でしたが、消されていました。

http://www.uplink.co.jp/100000/

これはSF映画ではなく、現在進行形のドキュメンタリーです。

小泉純一郎がそれまでの方針を180度変えて、一気に脱原発を決意したのは、この「オンカロ」視察によってでした。

http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201310110000/

都知事選は負けてしまいましたが、小泉氏自身の脱原発啓蒙活動はいささかも衰えていません。

固い岩盤の地層を520メートル掘り進み、そこから横穴を掘って貯蔵施設を作り、放射性廃棄物をロボットで運び(人がやると死んでしまうから)、100年たったら埋めて完全封鎖するという施設です。

こんな大変な「オンカロ」ですが、これでも原発2基分の貯蔵能力しかないそうで、日本の原発52基分の放射性廃棄物を始末するなら、これと同じものを26か所作らないとなりません。

小泉氏がオンカロ視察後に脱原発派に豹変したのは、こんなもの地震国である日本に作れるわけないと悟ったからです。

それなのに原発行政は、放射性廃棄物の最終処分は”地層処分”に決定として、再稼働推進へ進んでいます。

 

そもそもなぜ”放射線”が危険なのかというと、強い放射線は(放射線自体は広範囲の物質から発せられています)人体を透過し、その際に細胞を破壊してしまうからです。

細胞を破壊する仕組みは2通り考えられていて、一つは細胞の”DNA”の鎖を断ち切ってしまう、もうひとつは分子を結合させている電子をふっとばしてしまう(電離作用)ということです。

どちらの場合も細胞は死んでしまうか、細胞分裂ができずに消滅してしまうことになります。

しかし、人間の細胞は60兆個あるので、多少何らかの原因で死滅しても影響はありません。

放射線の被曝は健康診断のレントゲンでも、飛行機に乗っても、ラジウム温泉に入っても起きます。

1回の被曝で1万個の細胞が壊されても、全体の60億分の1なのでどおってことはない。

弱い放射線で傷ついたぐらいは細胞の蘇生能力が優っているので、かえって健康に良いぐらいです。

しかし、放射性物質による放射線は100万倍強いのでそうはいきません。

壊れる細胞の数も桁違いに多く、損傷度も回復不可能です。

しかも損傷した細胞が死んでくれればそれまでですが、DNA(細胞の設計図)が狂ったり、電子の数が変わったりして細胞自体に変化が起き、”がん化”してしまうこともあるのです。

長崎の原爆で、爆心地より2キロ以上離れた場所は100ミリシーベルト以下の健康被害がない範囲の被曝量でしたが、アメリカ軍の調査で9万人の聞き取り調査のうち1万5千人に健康被害が出ていることが秘密文書に残っていました。

この中の多くの人は、「黒い雨」呼ばれる放射性物質を含んだ雨に打たれており、脱毛や皮膚の炎症から、がん、白血病、臓器疾患などを引き起こし、いわゆる「原爆症」になって苦難の人生を送っていました。

 

現在世界で最も危険なところは、「福島第一原発・4号機」であると思われます。

4号機は地震発生時は点検中で稼働していなかったのですが、地震と原因不明(?)の水素爆発で建屋が崩壊し、地上30メートルの貯蔵プールには、264トンの使用済み核燃料がほぼ無防備で存在しています。

現在慎重に取り出し作業が行われていますが、その工程のすべてを水の中でおかなわなければならないという難しい作業になっています。

万が一、空気に触れると爆発が起こり、京都大学・小出裕章助教は、少なく見積もって、チェルノブイリ事故の10倍、3.11事故の60倍、広島原爆の5000発分の放射性物質が空中に飛び散るだろうと計算します。

これが完了するまでに大地震が起きたり(プールにひび割れができて水が漏れてもダメ)、隕石が落ちたり、テポドンが当たったりすれば、東日本は人が住めない土地になるでしょう。

外部からの衝撃がなくとも、作業員がミスをしたり、世の中への恨みでテロ行為をすれば、4000万人が避難民になるのです。

この作業を行う前にプール内を調べたところ、3本の使用済み核燃棒が倒れていることが発見されましたが、東電の説明だと、これは地震の前からあったもので、作業員のミスだったとのこと。

ミスしてんじゃねーか!

”使用済み”というと、核反応成分(?)が出尽くしたカスのように聞こえますが、実際はウランの1億倍の放射性物質に増幅しています。

これが、青森六か所村に3000トン、全国で19000トンが現在日本にある使用済み核燃料の総数です。

北朝鮮の核ミサイルはアメリカまで届きませんが、福島第一4号機(あるいは他の原発)で事故が発生すれば、アメリカの西海岸まで汚染されます。

外圧に依存するのもなんですが、一番効果があるので頼みたい気もします。

 

日本ではスポンサーの関係であまり報道されない真実が、海外ではちゃんと知られています。

 

 

 

 

 

 






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最終更新日  2015年03月10日 18時41分40秒
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