公演を終えて。
公演がおわり、10日がすぎようとしています。ご来場いただいた皆様ほんとうにありがとうございました。私もこまごまとしたお仕事(精算など)がひと段落し、やっと区切りがついたところです。(ほんとはまだまだありますけど・・。)今回も、おおいに客演の方々に助けていただいたソラエキでした。頼ってばかりではなく、何はさておき心地よく稽古場に来ていただけるように、努力や工夫が足りないな~~と個人的には反省しております。。今回の作品は、いつもあまり見られない、おしゃれ感(?)・・棕櫚とかプジョーとかママンとか、が珍しく、舞台美術も南イタリアのコテージのようで(←勝手なイメージ)。架空なのに妙に現実ぽい、摩訶不思議な舞台空間だったと思います。前回のKOSMOSや、ずっと前のアクシデンタルツーリストでは、こういったリアリティを持ちながらよりももっと別のところで、世界をつくっていた感覚だけれど、今回は、劇場にまず「コロンビーヌ」という架空の街をつくりあげるところが、自分にとっては新しい感覚でした。今考えると。(最終的にみんなどこかの外国の人にみえてきた。思いきり日本人なのに)となりのひとのことは相変わらずわからないけれど。サンテグジュペリの言うように、互いに同じ方向をみることかなと。思いました。もちろん残る風景はそれぞれべつべつだけれども。私にとってはそんなラストシーンでした。izumi