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テーマ:楽天写真館(354382)
カテゴリ:お出かけ
日曜日 小学校の同級生O君と奈良を歩くことにした。 當麻寺で秘仏の公開があるようなので目的地とする。 位置を調べてみると近鉄線に当麻寺駅があるが、竹内街道に近いので大阪から街道を歩いて山越えで行くことにした。 上ノ太子駅を下車して竹内街道を歩く、途中寄り道をして叡福寺へ参る。 ここには聖徳太子廟が在り立派な寺であることに感心する。 厳かな気持ちになり御廟に賽銭を投げ込んだ 「しまった!!!」 財布から取り出した小銭は500円玉だった。 バチが当たるかも知れないが賽銭箱に吸い込まれた500円玉が惜しく、500円分のご利益があるようにと永い間祈り続けた。 それにしても未練が残る・・・500円 こんなことではご利益も逃げていってしまうだろう。 と、くよくよしながら再び竹内街道を歩く。 この街道は古墳群の中を貫くように通っていて回りには数百の古墳がある。 また街道から外れ推古天皇陵へ行く。 陵の前に高齢のご婦人が二人腰掛けておられる。私が陵の撮影をしようとすると「邪魔になりますか?」と言われたので「いえいえ!結構ですよ!」と返した。 しばらくそのご婦人たちのお話しを聞く。 こちらから尋ねた訳でもないのに「私は86歳になるんです」と仰る。とてもそんなお歳には見えないお元気なお二人で、昔のこともよくご存知で貴重なご教示を受けた。 そこへ伊藤君から電話が掛かってきた。竹内街道を行くに当たって古墳に詳しい彼にメールを打っていたのだ。 彼は万葉集の講座を受けるべく近く居るそうで、それならばと講座をキャセルして此方へ向かうといってくれた。 竹内街道歴史資料館で落ち合うことになり、街道を急ぐ。 彼とはふた月ほど前に高校の同級生7・8人が集まった時に35年ぶりに再会を果たし、歴史好き同士ということでその後何度か連絡を取っていたが、この日再び会うことが出来た。 竹内街道歴史資料館で伊藤君の話を聞きながら展示物を観る。ここは彼のホームグラウンドのようなものでしょっちゅう来ているという。かなりの博識でこちらは唸るばかりであった。 彼は車で来ていたので後ほど當麻寺で落ち合うことにし、我々は當麻寺を目指し竹内街道をひたすら歩く。 自動車がビュンビュン行き交う街道を峠へと歩を進めると額に汗がにじむ。 ようやく頂点に立った時は奈良盆地の素晴らしい風景にそれまでの疲れが癒されたようだった。 奈良を歩く街道は自然道のような樹間を行くので涼しく快適であった。 當麻寺は古刹というにふさわしく、森閑として伽藍には国宝が立ち並ぶ。 しっかりと時間を掛けて見学を終え、伊藤君に連絡を取り今日の反省会場のすし屋へと向かった。 そのすし屋は彼の知り合いで私たち同じ高校を卒業した人がやっていた。 昔話に花を咲かせ、歴史談義が盛り上がり、したたか酔って、伊藤君に大阪まで送ってもらった。 私とO君は上機嫌で帰途につくのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年06月11日 12時51分45秒
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