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テーマ:ワイン大好き!(30386)
カテゴリ:建築・都市・建築家
日経新聞によれば、 経済産業省は鉱物資源の豊富な 南アフリカとマダガスカルで、 デジタル家電や特殊な鋼材を作るのに必要な 希少金属(レアメタル)の探査、獲得に乗り出すという。 9月にも経産省・資源エネルギー庁や 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、 大手商社などによる官民訪問団を派遣するという。 希少金属は、私たちの世代だけのものではなく、 子供達の世代のものでもある。 希少金属が希少なのは、長い宇宙や地球の歴史の中で やっと獲得した資源であるからであり、 それを利用するということは、 それらの資源を拡散変化させることになり、 すなわち、正のエントロピーを増加させることになる。 希少金属も、太陽エネルギーからの負のエントロピー で引き起こされた水と大気の大循環の中で、 拡散し正のエントロピーとなっていても、 大気圏外に放出されて、 エントロピー収支の上ではゼロにすることも できるかもしれないが、 一度拡散変化すると、 大量の電気等を使って製錬技術により、 収集しないと、人類の使える状態にならなくなってしまう。 そもそも、こうした希少金属に 人類の科学技術、IT技術が頼っていることが問題であり、 代替原料として、バイオ資源系統を用いる技術を開発 しない限り、この問題は根本的に解決することはないであろう。 資源・エネルギー・環境問題が、 太陽エネルギーによる負のエントロピーに引き起こされる 水と大気の大循環システムにより、大気圏外に放出されやすい バイオ系統のエネルギーに頼っているのと同じ様に、 材料資源としても、宇宙の創造以来のストックにたよっている 希少金属ではなく、太陽エネルギーのフローにより 生成することができる、植物系、バイオ系の 材料資源を開発して、同等以上のものを生成しない限りは、 やがて、資源が枯渇することになり、 子供達には申し訳ないことになるのである。 重要なことは、太陽エネルギーのフローで 生成できることが、今後の科学技術材料の 用件であることである。 早くこのことに人類が気づくことが、 持続的可能性ある社会を作る鍵となろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 6, 2007 12:22:00 AM
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