昨日買ったゲンダイから。「いわゆる東京の色一色に染まっていくこと」に疑問、私もです!
昨日買った、日刊ゲンダイから。19日付け12面。物見遊山ブックガイド、正津勉(詩人)が取り上げたのは「日本人のくらしと文化 炉部夜話」宮本 常一著 河出文庫 760円。書評最後に引用されている部分が、特に目を引き強く納得しました。「いわゆる東京の色一色に染まっていくということが、果たして地域社会における自主性を確立することにつながるものであるかどうか。実は地域社会が生き生きとしている社会がいちばん望ましい社会ではなかろうかと私は思っておるのです」都会と田舎、と色分けする必要はあるのか?と思う。何でも"東京"にしちゃっていいのか?書評の書き出しには、こう書かれていました。東京オリンピック招致のばか騒ぎ。今やるべきは五輪などではなく、被災地復興・原発廃炉、それこそが第一ではないのか。これではますます東京一極化が進むばかり。地方見殺しの首都謳歌。ここに挙げるのはこんな、浮薄きわまりない時世、だからいまぜひ手にとってほしい一冊である。地域ごとの豊かさなくして、何の意味があるのでしょう。大きな新聞、テレビは自らだけが情報を発信していると思い込んでいるように思えます。特に五輪招致成功で、余計に悪い方向に加速して行くようで・・・