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カテゴリ:雑談
しばらく前置きを書きます。 人間ドックで腎臓にできものがあり、さらに検査したところ、腎臓がんが強く疑われるのということで入院、手術しました。この話を少しずつ書いていきます。腎臓がんは、風船に液体が入ったようながんで、針を刺して細胞を取ることはできません。切除して、その細胞を検査します。画像データで手術の可否を判断します。 ちなみに推定ステージは1、生存率は98%以上となっています。出来物が小さく、ロボットによる部分切除を行うことになりました。
8日目(手術当日)、この日も同室の男性二名のイビキがひどくて、あまり寝られませんでした。ただ、どうせ麻酔で寝るからいいやと思って問題にしていませんでした。 朝は、マジックテープ止めで、すぐに脱がせられる手術着と、オムツのように脱がせやすいパンツが指定でした。それに着替えて、点滴を受けていると、泌尿器科の先生が見え、「準備していますね」と言って、隣のベッドの方に「午後ですね」と声を掛けていました。 私は9時に歩いて手術室の待合室に行き、すぐに呼ばれて、16と書かれた部屋に入りました。廊下にたくさん人がいて、たくさんの手術が行われていることがわかりました。手術室に入ると麻酔科の医師、助手の女性二名で待っていました。本人確認、手術する部位の確認があり、手の甲にマジックで泌尿器科が付けたマークが一致したことを確認して、手術台に乗ります。手術台に寝ると、毛布が掛けられ、マジックテープ止めの手術着は脱ぎます。最初は背中に麻酔を打ちます。5本打たれたそうですが、これが結構痛いです。仰向けに戻った時、ロボットが無いので探すと、部屋の隅にカバーを掛けられたロボットがあることを確認しました。酸素マスクを着け、しばらく呼吸して、「全身麻酔を開始します」と言われた記憶が最後で、次は、肩を軽く叩かれ、「金子さん、終わりましたよ」と言われたと同時にベッドで移動を開始しました。ベッドが移動で揺れると、尿意があって、「トイレに行きたい」と言いましたが、「大丈夫です」と言われました。部屋に到着すると、まだ排尿のチューブが付いていて、バッグに溜まっている尿を見せられました。 臓器の部分摘出手術で、出血量が多いため、SICU(外科的ICU)で一晩過ごすことになっています。部屋に入ると個室で、事前に受けた説明では患者2名に看護師1名体制で、色々とデータチェックを受けます。ここでは年配女性の叫び声が聞こえたのが印象に残っています。麻酔が覚めるときのせん妄と言われるものが起きていたようです。麻酔科の事前診断でも、私くらいの年齢ではせん妄は起きないのでは、と言われていました。せん妄は全く無かったです。 夜の担当看護師さんが良くしてくれて、痛みに耐えて、脂汗を流していたので、熱いタオルで身体を拭いてくれ、手術着も着替えさせてくれました。ここでは、採血などを行うために動脈に針を刺していましたが、ICUを出る前に抜かれました。針を抜いて止血するのは医師、止血帯を取るのは看護師で、私は触ってはいけないと言われました。 翌日の11時にSICUを出て、泌尿器科の病棟に戻りました。その後は、ベッド上安静でしたが、SICUと違ってタブレットPCを使っても良いので、皆さんに戻ったことを連絡しました。 その後はベッド上で寝てすごしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 23, 2024 02:01:16 PM
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