北欧に向かって懺悔したい
※画像はイメージです。photo by PAKUTASO全国の皆様こんばんは。大晦日、どのようにお過ごしでしょうか?北海道札幌市のビジネスホテルに勤務するスタッフWでございます。僕毎年この時期になると思い出す事柄があるんです。お時間ある方はどうぞお付き合い下さいませ。あれは今からもう10数年前、このビジネスインノルテがオープンしてまだ間もない頃の出来事だったと思います。僕はそれまで小樽や苫小牧などの道内の地方の事業所に勤務していたのですが、会社の異動辞令を受けて初めて北海道の中の大都会、ここ札幌で勤務し始めたばかりの田舎者でした。そんなある年の大晦日の出来事です。どこだか忘れましたけど、確か北欧の方からおいでになった3~4名ぐらいの外国人客に「ニューイヤーの(カウントダウン的な)イベントは何かないか?」と聞かれたのですが、当時の僕には答える事が出来ませんでした。10数年前といえばまだインターネットも当ホテルでは導入前で、検索も出来ず、札幌の事もよく分からない田舎者でしたので、「ソーリー、アイドンノー」的な応対しか出来なかったのですが、深夜1時ぐらいになってその外国人客たちが「駅前まで行ってきたけど何もなかったよ…」とガックリ肩を落としてご帰館されたご様子が今でも小さな棘となって僕の心に刺さってます。それが毎年この時期になると疼くのです。今でしたら間違いなく北海道神宮の初詣をおすすめしていると思います。樹齢を重ねた杉の木々が生い茂る荘厳なパワースポット、何千人もの人出で溢れかえる境内、賑わう夜店…もし北欧の方々が行っていたならば、きっとその胸にずっと思い出として残った事でしょう。なのに現実としてはその北欧の方々は肩を落として本国に戻っていかれたのです。今にして思うと、札幌に住み始めて間もないとか、北海道神宮の存在も知らなかったとか、そんな言い訳はホテルのフロントに立つ者としてはプロ失格ですよね。あの時の北欧のお客様、あの時は本当にごめんなさい。願わくばもう一度札幌にお越し下さい。今度こそNIPPONのニューイヤーイベントをご案内いたしますので。北海道神宮地下鉄年末年始特別ダイヤ…それでは今日はこの辺で。今年一年、私スタッフWの拙い駄文にお付き合い下さり誠にありがとうございました。皆様、どうぞ良い年をお迎え下さい!