「へ、平均んち?」 -below the average 第2話
最初に断っておきますが、これから書くお話は全てフィクションです。それと、毎週日曜夕方5時から東京FM系で放送中のラジオドラマ「あ、安部礼司」と、松本康裕さんの宿泊施設の宿力向上論。の中のフィクション「伊井保輝」シリーズをリスペクトしたオマージュである事を明記しておきます。------------------------------------------------------------------------僕の名前は平均(たいら・ひとし)。札幌の、とあるビジネスホテルに勤務する、ごく平均的な40歳のホテルマン。今日も月に1度の社内会議の席で諏国社長と須賀本丹(すが・ほんたん)部長に怒られ…諏国社長:「そう言えば平、俺ちょっと前にお前の部下の内藤君に、ロビーの節電計画を見直して提出しろ、と指示したのにまだ出てきてないな。どういう事だ?」僕:「あ、その件は内藤さんから報告受けていたんですが、彼ほかに色々仕事抱えてるんで、僕がやるよと言って彼から引き受けてしまいました」諏国社長:「俺はアイツが節電に興味持ってなさそうだからやらせようとしたんだ!」僕:「…あ、あの、その、も、申し訳ありません…」須賀部長:「こーのスカポンタン!お前は部下に優しくしたつもりだろうが、違うぞ。お前は内藤君の成長の機会を奪ったんだ!」僕:「…あ、あの、その、も、申し訳ありません…」言われてみればごもっとも、な訳で…僕はグゥの音も出ず…(次回に続く、かも?)------------------------------------------------------------------------↑「あべ博」行きたい…