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カテゴリ:ワールドカップ雑感
「日本、ドロー/決勝Tの夢つなぐ/川口存在感。PKをスーパーセーブ」というのが今日のエルゴラ1面の見出し。そういう言い方もできるといえばできるんですが……。
日本0-0クロアチア ??真昼の暑さのせいとはいえ、試合のリズムがあまりにスローでした。お互い省エネモードの戦いになると、やはり経験やゲームマネジメントで優るクロアチアが精神的な主導権を握るのは仕方ないところ。日本は、相手の守備陣形が整うのを待つがごとく、後方でゆっくりボールを回す場面が多すぎ。そこからの展開も足下パスが多く一本調子で、オフ・ザ・ボールの動きにも緩急の変化にも欠けていました。調子の悪い今大会のブラジルの劣化コピーを見ているようだった、というのは言い過ぎかもしれませんが、ボールを大事にしすぎるのも考えものです。 ??守備に関しては、収支をチャラにした川口のPKセーブも含めて、良く守った、と言うことができるのでしょうが、今日は引き分けではなく勝つ必要があった試合。日本はもっと意識的に、リスクを冒してラインを押し上げ、人数をかけて攻めに行く、インテンシティの高い時間帯を作るべきだったと思います。 ブラジル2-0オーストラリア ??ブラジルは、これで勝っちゃうのがちょっと信じられません。前の方で走っているのはカカだけ。ロナウドとアドリアーノは、歩いていればまだいい方で、ボールが遠くにあるうちはずっと棒立ち。ロナウドなんて、1回ボールに触るとその後3分くらい肩で息していました。それでもハーフタイムにロナウジーニョやカカが「もっと俺たちが動き回ってロニーを助けよう。孤立させちゃいけない」とか言って励まし合っていたというのですから、まったく分不相応の果報者です。 ??オーストラリアは、ヒディンク監督らしい3-3-3-1(押し込まれると自動的に5-4-1になる)という布陣から、マンマークに近い「早めに人を捕まえるディフェンス」でよく耐えていました。ロナウドに3人群がって、アドリアーノをチッパーフィールドと1対1にしてしまったあの一瞬が悔やまれます。ヴィドゥカも柳沢みたいな決定機をひとつ外してましたが。 今日のアズーリ ??今日はオフでした。□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.17 09:08:29
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