屋上フットボール観戦記

　アメリカ生活も3ヶ月が過ぎようとしている今日、引越し後はじめてサッカー中継を観戦することが出来ました。アメリカが世界に誇る（？）プロサッカーリーグ「Major League Soccer (MLS)」のプレーオフ。その準々決勝の一試合DCユナイテッド対ニューヨークレッドブルズ戦。と、自分で書いてても予備知識が全く無いのでリアリティがさっぱり沸いてこないですが、とにかくプロのサッカーの試合を久しぶりに観ることが出来る、これが重要なのです。うれしいのです。

　テレビをつけてまず最初に大入り満員の会場風景に驚いた。すごいじゃん。実は人気あるのか？でも考えてみたらアメリカには世界中から移民してきてるんだからサッカーを観たい人はいくらでも居るのかもしれない、なんて目前の状況証拠から創造を膨らませつつ、まもなく試合開始。

　ゴール裏にイビツな空きスペースがあるな～と思っていたら、まもなくゴール裏にバックスクリーンを発見。なんとこのスタジアムは野球場でした。よく見ると芝生の上に内野と外野の境目らしき半円のラインがうっすら見える。ってことは外野部分は天然芝だから、内野に天然芝をじゅうたんのように敷いているのか。何も知らない僕はてっきりMLSはアメフトのスタジアムを使ってるんだと思ってましたが、結構無茶な方法でスタジアム確保してるんだな。

　お、ベンチにジョルカエフがいる。どっちかの監督は前のアメリカ代表の監督してた人だ。他には知っている選手は見つけられなかった。

　テレビ中継の仕方はまんまMLBやNBAと同じ雰囲気で、これがまだ慣れるのに時間が掛かりそう。一番驚いたのは前半30分あたりで敢行された両軍監督の生インタビュー(！)。MLB中継では4回辺りに必ずあるんだけど、はたしてサッカーに応用すべきなのか、甚だ疑問です。さすがアメリカ人の監督なのでペラペラと質問に答えてましたが、目線は一切アナウンサーに向かずずっとグラウンドを観ていました（当たり前だ）。せめてハーフタイムにしてあげなさいって。

　試合の結果は１ー１の引き分け。この試合はホーム&アウェーの第二戦だったらしく、そして第一戦は1-0でDCユナイテッドが勝っていたらしく（そのくらい知っとけって話ですが）、DCユナイテッドが0-1から追いついた瞬間は大騒ぎになりました。アメリカ人、盛り上がるのはとっても上手。いや本当にね、お世辞抜きでとっても面白かったですよ。

　流れるようにパスがつながるってわけではないが、どちらもアグレッシブで、最後までよく走ってバシバシスライディングして、緊張感が最後まで切れない。シュートが枠になかなか飛ばないけど、それはディフェンスを褒めることにしましょう。

　これは観る価値あるぞ、というのが正直な感想です。アメリカにサッカーは確かに存在していました。もうちょっと一般チャンネルでの中継を増やしてくれれば来シーズンからもっと楽しめるのにな。この辺の事情はJリーグに似ていると思います。

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　残念ながらスターサッカーが12月号で休刊ということで、このブログも今回でおしまいです。更新間隔も話題もバラバラな素人くさい書き込みでしたが、3月から今まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。ここに書き込むことで僕自身も以前よりサッカーというスポーツをもっと好きになれた気がします。いつか地球上のどこかでお会いできますように。それでは。


塩安




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